142話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

142話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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手術の成功

部屋から出てきたのは執事のフェンでした。

部屋へと飛び込むミリアン。
急いで掴んだ手首に、ほんのかすかなぬくもりと、脈拍を感じ…

どうやら手術は成功し、カリナの心臓にハロンが無事に定着したようです。
ハロンを入れるために開いた傷もわずか一分でふさがり、生体機能もすべて正常。

でも、起こそうとしても目覚めないカリナ。
体が慣れる時間が必要なのかもしれない、とウィンストン。

いつ頃目覚めるのか…正確なことはウィンストンにもわかりません。
話を聞こうにも、ドラゴンもどこにいるかわからない。


その言葉にため息を付くミリアンです。

でも、息をしているカリナ。ここ数日が夢だったかのように。
その手を握り、ミリアンはベッドの横に崩れ落ちます。

カリナの手の甲に額をもたれさせ、ただ寝ている状態のカリナに安堵するミリアン。
その様子を見守り、部屋を後にするフェンとウィンストン。

神に祈るような…初めて見るミリアンの姿をぼんやりと見つめるフェリオール。

好きだよ、カリナ。

静かに部屋を出て、フェリオールは地下へと足を向けるのでした…。

※「好きだよ」のセリフ…ミリアンのものかフェリオールのものかちょっとわかりませんでした。
多分、フェリオールだと思います…。
フェリオールが幸せでありますように…。涙

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レオポルド夫妻

一ヶ月足らずで領地に戻ったレオポルド伯爵とインフリック。
疲れ切った伯爵に、「カリナの死」はどういうことなのかと問い詰める伯爵夫人。

カリナは芸術病にかかって死んだ。
自分も追い出されてカリナの顔さえまともに見れなかった
と返す伯爵。

いつも元気だったカリナが死ぬなんて、そんなはずがないと考えている夫人…。
でも、本当に元気だったか?とようやくふと疑問に思います。

肌は白く…それとも青白かったか。
夫人…きっとまともにカリナを見てこなかったから、記憶を呼び戻そうとしてもわからないんでしょうね。

それでも葬式には行かなければならなかったと顔を歪める夫人。

カリナが縁を切ると言ったこと。死亡処理もするように言われたこと。
自分たちのせいでどうしようもなかったと伝えるレオポルド伯爵です。

私達のせいだと言う伯爵に、うなだれる夫人。
自分の子供ではあっても、カリナにあまり関心が向かなかった夫人。

育ててくれた値段だと金塊を馬車いっぱいに満たし。
ミリアンの前でよく笑い、幸せそうだったカリナ。

そのずいぶん変わった姿を見て、ようやく気付いた伯爵。

カリナがいつ私達の前で明るく笑ったのか覚えているか?
私は、正直覚えていない…。


レオポルド伯爵は、そう言って伯爵夫人を通り過ぎるのでした。

カリナの死で自分の過ちに気づく…
完全に手遅れです…。

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ミリアンからの手紙

伯爵は、数日前に届いたフェステリオ公爵家からの公文書について、執事からの報告を受けます。

一緒に進めていたいくつかの事業から手を引く。
北部と関連ある取引先でも、来月までに納品をやめる。

痛む頭を抑え、ため息を付く伯爵。
精神的も肉体的にも限界な伯爵は頷き、明日以降対処すると伝えます。

誰にも邪魔されないよう、夫婦の部屋ではなく空き部屋に入り、横になる伯爵。
目を閉じると闇が彼を底に落とすのでした。

一ヶ月の目まぐるしい出来事の中で、数多くの後悔で老け込んだ伯爵。
どれほど後悔しても、遅いですね。

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どれぐらい待てばあなたに

いい朝だね、カリナ。
いつものようにベッドの横に腰掛けるミリアン。

カリナは一ヶ月経っても目を覚まさないようで…。
ウィンストンも他の医師も、回復の過程だろうと診断し、
ミリアンも、眠ったカリナを訪問することが慣れた日課となりました。

ベッドでたわいない話を話すミリアン。
でも、返って来ることがない返事に頭を下げます。

カリナ。どれくらい待てば目を覚ますのか。
あなたに会いたい。


黙々と待つと誓いながら、カリナの前では甘えてしまうミリアン。

今日は忙しくて昼は来られない。夜は来るよ。いい夢を。

ゆっくりと席を立つミリアン。
血色の良くなったカリナの顔を見つめます。

ゆっくり戻ってきていると信じている。
休んでもいいから止まらないで。

ドアが閉まり、静寂が訪れた部屋には小さな息遣いだけが降りるのでした。

カリナ…!!
一ヶ月目を覚まさないとは…
こうなったら王子のキスで目を覚まさせようミリアン…!!汗

☆全体の感想☆

カリナの手術は成功です!!
良かった〜。
いくら怪我をしても死なない体。
手術の傷もすぐに治ってしまうとは…驚きです。

一方のレオポルド夫妻。
自分の子供の死を、噂で聞くことになり、葬式にも参加できず。
親ならどれほどショックなことでしょう。

でも、その死をきっかけにカリナを思い出そうとすれば…
なにも思い出せない伯爵夫人。
それだけカリナを放置し、関心を持っていなかったということですね。
どんなに後悔しても、もはや、自分の過ちが許されることはありません。

これでレオポルドの後悔は終わりなのかな…
アベリアとか…カリナの死に、何を思うんだろう…。

いずれにせよ。レオポルド伯爵家の未来は、暗い闇に包まれるのでしょうね。

そして一ヶ月目を覚まさないカリナ。
足繁く通うミリアンですが…いくら血色の良い顔を見ても心配は募りますね。
ぜひキスでカリナを起こしてあげてほしいところです…!!☆

残り2話。
拙い感想にお付き合いいただけると幸いです。

お読みいただきありがとうございました…!!!

コメント

  1. ゆくゆママ より:

    再開ありがとうございます。とても嬉しいです!カリナの心臓の鼓動とぬくもり、生き返ったのが分かり後、目を覚ますだけですね。すももさんと同じく、白雪姫を起こすべくした王子さまのキスでカリナも起こして欲しいです!!

    • sumomo-chan より:

      ゆくゆママさん😊コメントありがとうございます‼️
      お待たせいたしました!残り数話ですが、2人の結末を見守りたいですね✨

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