135話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

135話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

スポンサーリンク

マナの塊

ハロンは、アジダハカの死体から抜け出たマナが時間とともに固まったもの。
それを魔獣が食べて糧にしていた。

アジダハカが魔獣を狩った理由の一つは、ドラゴンハートにマナを供給するためでもあったようです。

望むなら、命をもらった代価に、ハロンは少し分けてあげるというアジダハカ。
カリナの体で耐えられるレベルの量程度ならば、アジダハカにはなんの影響もないみたいです。

え、じゃあ分けてもらおうよ〜!?
そんな簡単ではない…?

スポンサーリンク

ハロンの効果

でも、私のマナには、すでに消えた生命を増やす機能はない、ときっぱりと言いきるアジダハカ。

・マナは生きる時間を増やすだけ。
人間の弱い心臓でマナを受け取るのは1度が限界のため、ハロンを入れ替えて寿命を伸ばすということは不可能。
心臓をドラゴンハートのようにするということは、ドラゴンの様になること。
心臓を怪我すれば死ぬし、ハロンの魔力が抜け落ちても死ぬ。

結局、ハロンを心臓に移植?出来るのは1度きり。
しかも、そのハロンの持つ魔力(マナ)がなくなれば、結局死んでしまうってことですかね…。

・また、ドラゴンの力は神と相性が悪いので、祝福は消え、奇跡を起こすことはなくなる。
その言葉に、驚き顔を歪めるフェリオール。
奇跡の魅力は芸術家にとって代えがたいものなんですよね…

特にカリナにとっての奇跡は、友人であり保護者であり、パートナー…唯一の理解者。
その喪失感は、フェリオールだけが理解出来るものです。

スポンサーリンク

覆ることのない前提

・最期に、カリナが耐えれるギリギリのマナの入ったハロンを与えても、5年が限界であること。

それは、フェリオールの研究でもわかっていたことでした…。
ハロンを入れたネズミは死に、生き返ることはなかった。
解剖すると、ハロンは消えていた。
それ以上、そのネズミは蘇生することはなかった。

ハロンを移植する方法を使っても、いずれカリナは死んでしまうということ…。
それを改めて性格な年数すら突きつけられてしまった2人…。

カリナは死ぬ

その前提から抜け出すことはできなかった。

一体どうして彼女が死ななければならないのか。

それが彼女の人生だった、とアジダハカ。
果てしない時を生きてきたアジダハカからすれば、それはありふれたものなんでしょう。

でも、ミリアンにとっては、愛しているカリナの運命ですからね…。
幸せになることを、長く生きる事を願って、あがいても、結局突きつけられた死。

最期の望みだった方法すら、本当に望んだものではなかったと…。
絶望ですね…。涙

スポンサーリンク

ドラゴン

自分の名前はアジダハカであると自己紹介します。
最も最強とされたレッドドラゴンの古龍は、鱗が色あせて茶色になっていました。

魔獣の心臓を破壊しても、蘇生していた理由を問うフェリオール。
心臓ではなく、ハロンを探して壊すべきだった、と答えるアジダハカです。
心臓自体をドラゴンハートにしようとする主人とは違うと。

ハロンを壊さなければ、魔獣は生き続ける。
ハロンを壊せば魔獣は生き返らない。

カリナもそれは同じだと…。

ということは、普通なら死んでしまうような外傷であっても、ハロンさえ傷つかなければ、再生してしまうと…。

それをカリナが知れば、生かした事を恨まないだろうかと心配するミリアンです。

スポンサーリンク

その時、何かに気がつくアジダハカ。
ミリアンもフェリオールも気づかない一瞬の事でした。


望むなら、力を分けてあげよう。ハロンに魔法をかけておくから、心臓にこれを乗せるだけ。

乗せるだけって…簡単にいいますな。汗

その提案に、簡単に答えれれない2人です。
内臓が出ても生き返れる人生を、カリナが喜ぶのかと…。

いただければ、ありがたくいただきます、とフェリオール。
選択は、私達がしてもいいですか?と。

したいようにしなさい、と言ったアジダハカが、爪の上に魔力を集めると…
一等級とも比較にならない、5色に輝く丸いハロンを作り上げます。
それを丁寧に受け取るフェリオール。

近いうちにまたこよう。
変わった世の中を見に行くと行って、アジダハカは飛び去るのでした…。

スポンサーリンク

どうすれば

その姿を見送り、カリナを大切に邸宅内に抱いていくミリアン。
大丈夫か?というフェリオールに、頷きます。

でも、大丈夫なわけがないミリアン…。

今にも大声で泣き叫び、全てを壊したいほど。

カリナをベッドに寝かせると、その手を握ります。

死んだように眠るカリナ。
とうとう、彼女の頰にミリアンの涙が落ち…。

生かしたいと思う欲が彼女を傷つけるようで。
ハロンを持ってこれなかった無力な自分に。

一体どうすればいいのか。
平凡な人間とは変わってしまう人生に、喜んでくれるのか。
恨まれれば、どのようにあなたの顔を見ればいいのか…。

思い悩むミリアンでした…。

☆全体の感想☆

なんかパァッといい方法が出るのかな〜と思っていましたが…(楽観的)
アジダハカの突きつける事実が、更にミリアンを絶望へ。

ただでさえ、大将ヘルタを討伐できず、カリナを死へと近づけてしまったと悔やむミリアンなのに…

早く幸せなカリナとミリアンが見たいのですが…涙

う〜ん、5年かぁ。
5年の間に他の方法を探すとか…アジダハカさん、無理ですか?!

奇跡を失っても、人とは違う人生であっても、カリナはミリアンと共に生きることを選択すると思いますが…。

あと、9話で最終回です。
どのように物語は進んでいくのでしょうか。

お読みいただきありがとうございます…!

コメント

  1. ゆくゆママ より:

    いつもながら素敵な解釈に手に汗握る私です。光明が見えたと同時に祝福が消えるカリナの生存を考えるなんて本当にツライ選択です。

    • sumomo-chan より:

      ゆくゆママさん、コメントありがとうございます✨
      カリナの人生に置いて、奇跡は切っても切り離せないものでしたからね…
      ミリアンがどのような選択をするのか、楽しみです‼️😊

タイトルとURLをコピーしました