１３４話　余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

！！ネタバレがありますので、ご注意下さい！！
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

祝福と孤独

アジダハカに魂を注ぎ、死にかけているカリナ。
長くて３日だろうと言う、アジダハカです…。

お前を殺せば、カリナは助かるのか？という、無謀なミリアンに笑うアジダハカ。
ですが、結論は不可能だと…引き返すことはできないとの返答。

芸術の神が祝福された者たちはたいてい終わりが良くない。
芸術の神は性格がねじれていて、優れた芸術品の為に不幸を作ったりもすると…。
奴らは祝福と孤独を同時に下す。

え〜〜〜！！
芸術の神に愛されたがために、あんなに不幸な人生だったというの…？？？
ミリアンも、その話を聞いて怒りをあらわにします…。

芸術神

神と呼ばれる者たちはどこか一つ壊れている場合が多いようで…
芸術神も同様。

アジダハカが１万年のドラゴン生活を終える時、
神にはならずこの地に永遠に眠ることを選んだのも、そのような理由から。

中には、幸せな家庭で生を全うし、名を馳せた芸術家もいたそうです。
親が子を愛し、その意志が強い家庭で育った子は、幸せの中で自分の力の扱いを学んだと…。

神が不幸を与えても、克服できる呪い。
親から愛をたっぷり受ければ、自分の人生を芸術だけに限定する必要がないから。
自分に自信があるから友達もできる。失敗しても、泣くことが出来る親がいる。

カリナは完全に真逆の人生じゃないですか…！涙

そんな人物の記録はカルロス家の記録に無いため、信じられないという様子のフェリオール。
彼らはただ平凡な子供のように育ち死んでいっただけなのに、記録する必要がないだろう、と答えるアジダハカです。

不治の病だと思っていたのに、共生方法があると知ったフェリオールは顔を白くします…。

ハロン

不安定で不確実なその方法。理想的ではない、とミリアン。
親が面倒を見てくれない人は結局死ななければならないのか、と。
ハロン以外の方法は無いのかとアジダハカに問うミリアンです。

そうですね…みんながみんな、親に恵まれるかと言えばそうではない。
どんな人にでも平等に効果のある方法がなければ、芸術病の治療法とは言えませんね…。

ハロン？とアジダハカ。
魔獣から出てくるハロンについて説明し、実物を見せるフェリオール。

ドラゴンは、神になる直前の存在。
１万年という長い歳月を生きれば神になる機会が与えられ、この皮を脱皮して霊体だけがこの地を離れることになる。

その到底ついていけない突拍子もない話に、剣を収め、フェリオールからカリナを受け取るミリアン。
（アジダハカ話してるのに？いいの？笑）
その冷たい体を抱きしめます…。
今にも消えてしまいそうなカリナに、喪失の恐れを感じるミリアン。

ドラゴンは長い間マナを積んでドラゴンハートを作る。
ドラゴンの心臓、マナの根源。
それが世の中に落ちた残渣が、あなた達が持っているその石になるのだ。

（ミリアン、今多分大事な話ししてるよ…！笑）

ハロンなら

ミリアンの瞳孔が開きます。
フェリオールにカリナを預けると、
剣を抜きアジダハカに飛びかかります。

止めるフェリオールに、
こいつを殺してその中にあるものを取り出せば良いんじゃないか！？と返すミリアン。

しかし、まぁ、力の差は歴然…涙
そもそも、巨大で硬いドラゴンに人間が勝てるんですかね…汗

それに、アジダハカの心臓では、人間は耐えることができず肉体さえ消滅するだろうと言うアジダハカです。

結局、ミリアンの剣は弾かれてしまいます…。
一体…どうしろというのか、と唇を噛みしめるミリアン…。

でも、ドラゴンハートのカス…
ハロンと呼ぶあの石なら、人間の体にも通じそうだ、と。

そのアジダハカの言葉に、ミリアンが顔を上げるのでした…。

やっぱり、最終的にはハロンがカリナを救うのでしょうか。
希望が…！！見えたかな…！？