１３０話　余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

！！ネタバレがありますので、ご注意下さい！！
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

実験の後遺症

ミリアンの出血がカーペットを濡らし…。
コレドンも脇腹が裂けていますが、ミリアンの傷は内臓が見えるほど…非常に深刻です。

ミリアンを呼ぶカリナの声に、目を閉じ応えることのないミリアン…。
カリナの声に反応が無いなんて、相当ですね…。汗

震えながら、拳を握りしめるカリナです。
フェリオールに、これは夢でしょう？と問いかけます。
そして、フェリオールの音楽の奇跡で治療できるよね？とすがるカリナ…。

でも、なんと…！！
フェリオール、自分の身体でハロンの実験をしていたみたいです。
彼の血管には、いくつかの注射痕が。
ハロンの抽出物を入れた身体では、今は奇跡を起こすことが出来ないと…。

その言葉に、絶望したように力を落とすカリナ…。
フェリオールの能力が戻るには、あと３日ほど残っているようで…。

えええ〜！！フェリオール結局人体実験してたの！？汗

異常事態

コレドンは、カリナに謝罪します。
でも、コレドンも重い声、呼吸も不安定…ひどい怪我。

いいえ、とりあえず治療をしましょう、とカリナ…。

そんなカリナの言葉にも、口を開くコレドン。
大将ヘルタが、冬眠に入った数百を超える魔獣を殺し、ハロンを食べていたこと。
その力は人間が相手にできる水準を超えていたこと。

加えてヘルタの軍隊の数が多く、油断した瞬間にやられてしまったこと。
守れなかった私の過ちです、と…。

眉をひそめるフェリオール。
生命の元だと思っていたハロンの過剰摂取に、他の意味があるのだろうかと…。
コレドンをねぎらう言葉をかけるフェリオールです…。

異常事態ですよね…
ミリアンの怪我もですが、今後の領地の安全にも関わる大変な事態です。

ハロンのために

たったひとつのハロンの為に起こってしまった現状に、歯を食いしばるカリナです…。
でも、「そのまま帰ってくれば良かった」とその言葉を言うことは出来ません。

自分が、彼を死に追いやった。
苦痛の中に追い詰めた。

カリナ…こうなれば、当然自分を責めますよね…。涙

水薬を持ってくると言うカリナ。
（奇跡を使えないことを）謝罪するフェリオールに、
私のためだったでしょう。大丈夫だから、ミリアンをお願いします、と。
今にも倒れそうなその表情に、何も言えなくなるフェリオールです。

カリナが自分を責めていることを、フェリオールもわかっていますよね…。

ミリアンの状態

カリナが２階に向かい、
コレドンも治療のために応接室に向かいます。

フェリオールは、ミリアンのいる部屋へ。
必死で治療に当たるウィンストン…。
傷も深いが、失血が深刻であると…。
持っていた水薬も使ったようだが、止血にはなったものの、傷が大きく大きな効能がない。

え、じゃあカリナの水薬使っても、意味ないんじゃないの？汗

反応が無いミリアンを見るフェリオール。
フェリオール…奇跡を使えないし、自分のことも責めちゃいますよね…。涙

先に傷を縫合する、と言って処置に取り掛かるウィンストン。
大丈夫、助けますから、と…。

ウィンストンかっこよすぎん！？
医師ってすごい、とその姿を見て漏らすフェリオールです。

微動だにしないミリアンに、フェリオールはため息を飲むのでした…。

奇跡を使わなくても、自身の技術でミリアンを助けようとするウィンストン。
彼の姿を見て、フェリオールも色々思うところがあるのでしょうね…。

希望と絶望

部屋ではなく画室へと向かったカリナ。
机から水薬を慎重に取り出していきます。

すぐ治るだろうと。
早く赤い瞳を輝かせてキスをしてほしいと…。

でも、治ったら、彼はまた森へ行くだろう。
大丈夫とカリナが言っても。

もう良い。生きたいが、それがミリアンの犠牲を必要とするなら人生を諦めたほうが良い。
フェリオールも、するなと言っても、何物かわからないものを自分の体に入れた。

彼らが希望を失っていないから。

大将ヘルタが等級の高いハロンを持っていると仮定しなければ、
このような無理をすることもなかった…。
これ以上、自分の犠牲になることがあってはならない。

さっと顔を上げ、部屋を出るカリナでした…。

カリナ…「自分のせい」でこうなってしまったと自分を責めるでしょう。
生きたいと願った気持ちは、また諦めへと変わってしまうのでしょうか…。