124話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

124話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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医師としての資格

アベリアの事ばかり考え、カリナの病気のことを伯爵家に伝えなかったノクターンに、
失望するウィンストンです。
君の欲が、彼女を死に追いやったのだ、と…。

15年も自分の息子のように育ててきたのに…ウィンストンは相当ショックでしょう。

君はもう私の弟子ではない、と言い放つウィンストン。
15年待っていたのに、どうしても変わらず、こんな失望を抱かせる、と。

君は医師になる資格がない。一人が二人になるようなものだ。
いつでも公平でなければならないと説明していたのに。

二度とこのようなことはしません。
どうしても、目の前で苦しんでいた妹を忘れられなかった、と
師匠であるウィンストンにすがり、謝罪するノクターン…

医師資格と名札を出せ。医師のノクターンはもういない。
私の欲が君の視野を遮り、成長できなくさせた。
世の中は広い、外に出て世の中を見てきなさい、と伝えるウィンストン…。

師匠、どうか…とウィンストンの裾を掴むノクターンです…。

前話の伯爵と同じですね…。
ノクターンにはもう、その機会は与えられないのに、失敗を挽回できると思っている。
一人を死に追いやったように、彼が医師を続ければ、二人三人と犠牲は増えていくことをウィンストンはわかっているんですよね…。涙

そこへ入ってきたのはフェリオール。
カリナが発作を起こしたから、医療バッグを持ってくるようにと。
うなずきまっすぐに動くウィンストン。

ノクターンは、聞いたことのないような苦痛に満ちた、カリナのうめき声を聞きながら、
ウィンストンの後ろを追って走るのでした…。

ここで、前回の場面につながるんですね。

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カリナの望み

苛立ちを抑えカリナの部屋に戻るミリアン。
カリナは発作が落ち着いたのかベッドに座っていました。

自分を心配するミリアンに、自分の状態を伝え大丈夫、と答えるカリナです。
「大丈夫」だけじゃないカリナ…ミリアンへの信頼を感じる…。涙

ミリアンの眉間をこすり、
怒って来たんですか?とカリナ。(シワ伸ばしシワ伸ばし…)
ミリアン、すっごい怒ってたけどすっごい我慢したよ…!褒めてあげてほしい…っ!!!

実はちょっと悔しいというカリナ…。
本当は伯爵たちに、弱い姿を見せたくなかったみたいですね。
そのために薬も飲んだのに、無駄だった、と…。

カリナの背を撫でると、イライラが綺麗になくなるミリアンです。笑

カリナ、ミリアンに、伯爵たちを追い出したの?と問います。
別館にいるが、追い払うか?と今すぐにでも追い出しそうな勢いのミリアン。笑

それほど話したいことも無いが、早く解決したい、と望むカリナのために、
この部屋に伯爵一行を呼ぶことになりました。

もう、家族を必要としていないカリナ。
娘をやめる、レオポルド家の娘だと思うなと話したいようです…。

メイドに伯爵たちを呼ぶように伝え、部屋で待つ二人。
カリナの横顔には血の気がなく、疲れた様子が目に見えていました。
その様子に、伯爵たちの事を処理したらすぐにでも森に行って、ヘルタの大将を仕留めないと…と決意するミリアンです。
ハロンがなければ、奇跡すら起こせないと…。

カリナ、今生きたいでしょう?と問うミリアン。
ミリアンと、どうせなら最大限長く一緒にいたい、と笑うカリナです。涙

ミリアンは、それでいいよ、とささやくのでした…。

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遅すぎた言葉

ノックの音がし、伯爵一行が入室します。

ミリアンに抱っこされながら彼らを迎えるカリナ。
離すつもりはなさそうなミリアンです☆

心配の言葉を口にする伯爵に、薬で良くなったと答えるカリナ。
後ろにはインフリックもいましたが、これ以上カリナは、彼らに時間を奪われたくありません。

レオポルド家で、カリナ・レオポルドの死亡処理をしてください。

そんな事を言わないで、私はあなたに無関心だった、と、罪悪感の漂う表情の伯爵。
私も初めてでミスが多かった。君は傷ついていただろう、許してくれと…。

もう少し早く言ってくれたら嬉しかった…と頭を下げるカリナ。
そうであれば、北部に一人で来て、ミリアンに会うこともなかっただろうが。

きっと、優しさを知らなかった頃の、カリナの心には響いた謝罪でしょうね。
でも、今はもう、ミリアンやフェリオールたちの本当の優しさを知っています。

今更そう言われても、カリナには返す言葉がありませんでした…。

あなたが父が初めてだったように、私も初めてでした。
その言葉と共に、カリナの顔は泣きそうになるのでした…。

☆全体の感想☆

医師の資格がないと、ウィンストンから告げられるノクターン。
息子(のような存在)であり、期待していた弟子にそう告げるウィンストン。
父であり、自分を育ててくれた師匠にそう告げられるノクターン。

どちらにとっても非常に辛い言葉ではありますが…
このままノクターンが無意識のうちに、一人、二人と死に追いやる可能性を考えると、
今、父として師匠として、ウィンストンが言わなければならない言葉だったでしょう。

でも、ノクターンはそんなウィンストンの気持ちわかってるのかなぁ。
アベリアに対する執着とかどうなるんだろう。

ミリアンとカリナは、穏やかにお互いを想い合っていて、
読んでいるとニコニコしてきます。笑(ニヤニヤ?)


ミリアン、抱き寄せたり首筋にキスしたり、自然すぎて…。
このまま穏やかなシーンをもっと見たいなぁ…♡

でも、そうはいかず。
伯爵との対話、再び。

伯爵は、カリナの発作を見て、ミリアン・フェリオールの言葉を聞いて、
少しは心を入れ替えたんでしょうか…?
でも、全てが遅すぎました。

次回、カリナの言葉を聞いて、伯爵は諦めるのか。すがるのか。

カリナが穏やかに望んだ通りに過ごせますように…。祈

お読みいただきありがとうございます…

コメント

  1. ゆくゆママ より:

    絵が無くとも文章だけで情景が浮かんできます。

    • sumomo-chan より:

      ゆくゆママさま🥰
      嬉しいお言葉ありがとうございます✨物語は佳境に向かってきましたね💦
      これからもお読みいただければ嬉しいです❤️

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