１２１話　余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

！！ネタバレがありますので、ご注意下さい！！
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

親の愛

カリナの質問に、厳しい顔を少し緩めるレオポルド伯爵。
少し疎かだったが、子供を愛していない親はどこにいるか、と。

少し？疎か？…放置じゃ無いですか！怒

では、自分の失踪を何日後に知ったのか？
探すまでどのくらいの時間がかかったか？
自分が病気だと聞いた時なんと言ったか？とカリナ。

…それは間違いだったとやっと答える伯爵。

手を上げたのも？
端の部屋を怖いと言った時に怒ったのも？
誕生日パーティをしたいと言った時舌打ちをしたのも？
なんと、カリナが言うそのどれも、伯爵は覚えていなかったようです…。

失望するカリナ…涙

居なくなったのが、アベリアやフェルダンだったら、どうしましたか？と…。

その問いに、何も言えない伯爵でした。
何も言えないということは、自分でもわかっているということですね。

３つの事

あなたは私と他の兄弟を差別した、と確信したように言うカリナ。
年を取れば見えないこともあるものだ、と伯爵。

どうしようもない言い訳ですね…。
カリナは一体何年苦しんできたというのか…。涙

カリナが言いたかったのは３つ。
手紙に書いたとおり、お金を好きなだけ持って行って。
良いタイミングで死亡処理をして、私を利用してミリアンに何かを望まないでほしい。
「カリナ」という画家を知らないふりをするように。

これ以上伯爵と関わりたくなかったカリナ…。

カリナ、少し発作がでてきているようです…！心配。
痛みを我慢して、彼らにばれないようにと願うカリナ。

父娘

お父さん。

カリナは、ミリアンとフェリオールの手をギュッと握ります。
驚く２人。伯爵をまっすぐ見つめるカリナは笑顔を見せます。

感情を表に出さないカリナのその表情に、心底驚く伯爵。
子供４人に、公平ではなかったと心で認めます。
気付いたなら少しでも気をつければいいだろうと考えます…。

まだそんな事を考えられるなんて…頭の中お花畑なのか？汗

私はあなたの娘をやめようと思います。
いつか子供は、親の懐から離れて自分の巣を作りに行くんです。
だから、この辺で私の道を行こうかと思います。

軽やかな声のカリナ。

親の役割を奪うこと、完璧な家族と欠点のない家門の名声を望む彼らからそれを奪うこと。
それがカリナの最善でした…。

それが、カリナなりの復讐なんですね…。涙

発作

だんだんと顔が真っ白になるカリナ。（！）

耐え難い痛みに顔が歪み…。

「カリナ・レオポルド！！」と、レオポルド伯爵の怒声が響く中…

発作に苦しみ、身をすくめるカリナ。
慌ててカリナを抱きしめるミリアン。
薬を取りに席を立つフェリオール。

大丈夫か？と驚き、心配そうな顔で近づこうとするレオポルド伯爵。

そんな彼に、
消えろ
と言い放つミリアン…。
消えろと言った。会わせるつもりもなかった、と。

自分はカリナの父だ、とまだ言いはる伯爵に
今にも切りかかりそうなミリアン…。（やってしまえ〜！！）

インフリックが父の前を遮ります。
皇室騎士団のインフリックですら感じたことのない殺気を放つミリアンです…。
怖い怖い…汗。

カリナがいなければ、この地に入ることも出来なかっただろう。
もちろん遠くまで生きて帰ることも出来なかっただろう、と。

家族間の事は、家族で解決するという伯爵。
よくこの状況でこの言葉を言えるな…。もしかして、この人ただの鈍い人なのか…？

フェリオールが応接室に戻ります。ウィンストンとノクターンも一緒に。

カリナの悲鳴に息を止める一同…。

涙を流しながら苦しむカリナを、処置する３人…。
何も言えない伯爵、インフリック、ノクターンはただ立ち尽くすのでした。

伯爵の前でも取り繕うことが出来ないなんて…かなりの痛みを伴っているんでしょうね。
この凄絶な状況を見て、彼らは何を思うのでしょうか…。