120話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

120話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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応接室にて

執事に続いて入室する、硬い表情のレオポルド伯爵と疲れた様子のインフリック。

立ち上がるか悩むカリナですが、ミリアンが手を強く掴み座ったまま。
かなり緊張のカリナです…。
ついにこの時が…!!汗

カリナの代わりに立ち上がり挨拶を受けるミリアン。
一方のフェリオールは、席から立ち上がりもせずに傲慢で無礼な態度です。

ミリアンは、身体をひねり、伯爵の視線からカリナを遮ります。

伯爵一行は、城の前でも許可を得るのに30分も浪費し、使用人の態度もよろしくないようで…
伯爵はかなり不機嫌なようです。

座って話を始める面々。

ついに、この瞬間が訪れました。
カリナは何を言い、伯爵はなんと返すのか…ドキドキ。怖

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ミリアンの態度

突然の訪問に謝罪する伯爵。
娘が迷惑をかけていると聞いて、じっとしていられなかったと…。

迷惑ですか?
その言葉が全く理解できない様子のミリアン。

カリナは特に迷惑をかけたことが無いので心配はいらないと思います。
伯爵は連絡もなく、北部まで何があったのですか?
と、
思ったより丁寧なミリアンです。

いきなり剣を抜くのでは、と心配していたカリナは、安心したのか笑みを浮かべます。笑
誰にも敬語なんて使ったことのない人間の丁寧な言葉に舌を巻くフェリオール…。
猫をかぶっているミリアン…逆にこわすぎ!!

カリナの病気は放置が招いた結果で、
ミリアンの立場なら暗殺者でも雇いたい気持ちだろうと考えるフェリオールです…。

すももですら、直接手を下してやりたいレベル…。

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問題

娘を返してもらいに来たという伯爵。
婚約したとはいえ、結婚していないのに同居とはとんでもない、と。

ミリアンの震える唇を見て、怒ったことを悟るフェリオール。
カリナがいなければ、伯爵の生命はなかったでしょう…笑

カリナの顔色を伺い、重いため息を付くミリアン。

結婚すればいいですか?
それが問題なら、カリナと結婚すれば解決できると思いますが、と。

驚く伯爵とカリナ。
カリナに優しい目を向けるミリアンです…。

結婚しても手続きがある。
カリナの体調も良くないと聞いたから、首都の邸宅に連れて行って治療をしようと思う
、と、
当然のようにカリナの意見を聞いていない伯爵。

あまりにも変わらないその姿。

カリナ、期待していたわけではない、と思いながらも、
自分の為にここまで来た伯爵に、少しは期待してしまっていたようです…。
切ないですね…何度期待し、裏切られるのか。

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カリナの意志

緊張がまたたく間に溶け、悩む必要もないカリナの目が冷静に沈みます。

私は、首都にも伯爵領に行くつもりもない、と。
まっすぐにレオポルド伯爵の目を見るカリナ。

カリナ、お前は今父に何を言っているんだ!と信じられない表情の伯爵。
口癖ですか?ただ、私の意見を申し上げただけです、と返すカリナです。

北部検問所を通過させたのは自分。どうせ直接見なければ信じない事を知っているから。
きちんと話さなければ、好きなように思うだろうから、それが嫌だった
、と。

今まで大きな反抗をしなかったカリナの、高圧的な態度に驚く伯爵とインフリック。

傲慢になったのか!と大きく響く伯爵の声。
インフリックは伯爵の手を急いでつかみます。

フェリオールは、カリナの後ろから手を伸ばし、ミリアンの方を叩きます。
「我慢しろ」と言う合図。
歯を食いしばるミリアンです…。

ここまで来たのは言いたいことがあったからですか?そう手紙に書いたから、とカリナ。

どうして父にそんな言葉で手紙を送れたのか!
どうして親に子を死んだ人扱いしろと言ったのか!
対話もせず、どうして勝手に家を出られるのか!
と手紙の内容に怒る伯爵。

唇を震わせるカリナ。
あなたに傷ついてほしかった、と迷いながら口にします。

…カリナ、自分が家を出ることで、両親に自分を見てほしいという想いも少なからずあったんですね。結局、変わらなかった伯爵。

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兄の態度

カリナと話し合うために来たんだ、と穏やかな表情でカリナを止めるインフリック。

これ以上話すことは無い、とカリナ。
両親ともに、カリナの心配を沢山した、とインフリック。

それで?とカリナ。…その心配をずっと前に受けたかったカリナです。

ミリアンの承諾なく検問所を通すように言ったのは、お金を返そうとしたから。
カリナの視線は、もう優しくも愛情も抱いてはいませんでした。

カリナに気を使うべきだった。寂しさを知らなかった、と謝罪するインフリック。

すもも的には、ここ最近?のインフリックはカリナの寂しさを理解し、自分の行動を後悔している実は良い兄だったのかと思っていました。

カリナの見る世界で、レオポルド家のカリナは異物でした。
カリナよりずっと上にいたインフリックは、彼女の言葉を何気なく否定し、傷つけた過去があるようです…。

どうして経験もしていないのに理解できるのか?
見ても見なかったふり。理解できなくても理解できたふり。
昔からそうだった。
あなたが一番卑怯なことを、あなただけが知らない。

怒られるカリナに背を向け、泣くカリナをなだめられず来た道を戻り、大人になれば、大人のふりをして説得する。
そんな姿を見るのがつらかったカリナです…。

言葉が詰ったように黙ったインフリック。

カリナは、伯爵へと視線を向けます。

「お父さん、私を愛してはいましたか?」

☆全体の感想☆

変わらない伯爵に、感情もなくなったカリナ。
我慢するミリアン、を見守るフェリオール。
わかった気でいるだけだったインフリック。

この話を読み始めた時、家族も今までの事を後悔し、反省し、カリナに謝ってくれるんだろうなって思っていたんですよ。
読み進めるうちにそれは無いのかな?と薄々感じてはいましたが…
やはり、伯爵からの謝罪を聞くことはなさそうですね。

ここ最近のインフリックは、伯爵に振り回されカリナの気持ちをわかってくれているように感じていましたが…。
結局は、父と妹、両方の感情を「理解したふり」していただけだったんですね。
カリナとは違って、家族に愛され「上」にいた彼は、本当の意味でカリナを理解することは出来ないでしょう。

そんな家族に、最後の最後まで少しの期待をしてしまうカリナ…切ないです。

最後の問いに、伯爵はなんと答えるのでしょうか…。

ミリアン…!!もう剣抜いちゃって!!涙

お読みいただきありがとうございます…!!

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