１１０話　余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

！！ネタバレがありますので、ご注意下さい！！
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

撤収へ

帰還したミリアンは、すぐにカリナのテントへ。

カリナにはウィンストンと執事のフェンがついていてくれました。

発作が起きたようで…ハロンから抽出した鎮静剤を投与して眠っているカリナ。
これは…フェリオールの研究の成果でしょうか！
一般的な鎮静剤は効果が無くても、そのフェリオールが作った鎮静剤は効果があるようです！ひとまず良かったね…涙

フェリオールは、捕まえてきた野生動物でハロンの実験をしているとフェン。

討伐は仕上げの段階に入ったので、そろそろ撤収する予定だと伝えるミリアン。

日増しに状態が悪くなり、最近は目を覚ました姿よりも寝る姿を見る時間の多くなったカリナを、森ではなくもう少し良い場所に移動させたいようです。

残り２、３日で撤収ですね！
フェリオールの研究はどうなっているんでしょう…

２人はテントを出ていきました。

絵の中毒

眠るカリナの名を読んで髪を撫でるミリアン。
カリナが目を覚まします…

発作が起きたことを謝るカリナ。
発作が起きて、絵に向かったんでしょうか…そして鎮静剤で落ち着いて…
皆に迷惑をかけていると思っているかもしれませんね。涙

ミリアンは、元気がないカリナを膝に座らせます。

カリナ、自分の身体が自分のものでないように感じられる事があるみたいです。
「絵に中毒になった」ように。
カリナのテントの片隅には絵が数枚。
ほとんどが自我を失い狂って描いたものがほとんど…
終わりに向かっているようでこわすぎます。

ミリアンの胸に寄り添うカリナです。

未練

カリナを抱いて外に出るミリアン。散歩ですね。
外の空気に喜ぶカリナの笑顔を、久しぶりに見たと言うミリアンです。

カリナは、発作が起きると絵に向かい、気付いたときにはフェリオールやミリアン、自分自身を傷つけていたようで…
自分らしくない自分が嫌で２週間ほど笑顔がなかったカリナ。
カリナ…変わっていく自分にかなりの恐怖を感じています。
もう、自分をコントロールできなくなっているんですね…。

ますます狂うだろうと笑うカリナ。
このまま伯爵邸に居たら、手足を縛られておかしくなったと言われたでしょう、と。

私はこのままでは、ある日目を開けることができないようです
私で無いことに私を奪われ、再び目を覚ますことが出来ないようです。

カリナは死を諦めていましたが、今はもうミリアンという未練が出来てしまいました。
ミリアンの人生に入りたい。記憶されたい。傍にいたい。

ミリアンに、死ぬのは平気だったというカリナ。
北部に何万回以上も想像していたから。どんな孤独な死も耐える自信があったと。

でも、今私が何を考えているのかわかりますか？と問います。
ミリアンはカリナの首筋にキスをします。

生きたくなった？
あなたが、私によって生きたくなったら十分だよ。死ぬことを良くないと思うようになったなら、これ以上望むことはない。

にっこり笑ってキスをするミリアン。
彼はいつもカリナが望む返事を聞かせてくれます。

ここで…ついに。
カリナに「生きたいと言ってくれ」とすがったミリアンの気持ちが報われたのでは無いでしょうか…。

明日「冬の終わり」に行ってみようというミリアン。
頷くカシアです。
冷たい風が２人を通り抜けていきます…

研究結果

一方のフェリオール…
かなり荒ぶっています。物を投げたり地団駄を踏んだり…珍しい姿。

う〜ん、嫌な予感。涙

床に転がるいくつかの動物の死体。
フェリオールは仮説を立て、ハロンを人間に使う方法を見つけたようです！
最後の一歩をどうしても踏み出せない事を除けば…

どの治療法も、創造者には通じなかったみたいです…
彼らがすでに削られてしまった代価である生命を取り戻す方法はありませんでした…

希望が…絶望になったということですか？！
最後の一歩って何？どうなっちゃうの？？涙