ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆
「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。
!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。
87話 感想です☆
※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。
笑顔にするもの
…はい?
フフッ
カリナの反問とフェリオールの嘲笑が同時に起こりました。
朝に会って何時間も経っていないのに、と思うカリナ。
でも、その言葉は非常に気分が良いものでした。
朝会ったじゃないですか、と言いながらも、フェリオールにしたようにミリアンの背中を叩くカリナ。
笑いを飲み込んだままそれを眺めるフェリオール。
今までと違いカリナの表情は明るく、ミリアンだけが彼女を笑わせます。
あれほど盲目的なことがあるでしょうか。
あれほど感情を出すミリアンは本当に久しぶりでした。
殺伐と自分を睨んでいたミリアンが大人しくなります。まるでカリナは猛獣の調教師のようでした。
もうすぐあなたが出たかったパーティが始まるんだ。そろそろ準備を。
絵を描いていて気付かなかったというカリナの言葉に、ミリアンがキャンバスに視線を向けます。
驚き、固まるミリアン。その視線の先を見たカリナの顔が真っ赤に燃え上がりました。
逃げるか、キャンバスを窓の外に投げるかしたくなるカリナです。
問題は、ものすごい体格差で到底動けないこと。締め付けるわけでもないのに、自分では出られませんでした。
結局諦め、大人しく抱かれているカリナ。聞こえてくる心臓の音に落ち着く感じもします。
☆カリナが描いた自分の絵を見てしまったミリアン…!!
愛おしい
…ちょっと時間があるかな、カリナ。
はい?私は大丈夫ですけど…
10分だけ失礼しよう。
そのままカリナを抱き上げ、画室を出たミリアンは、そのまま階段を降ります。
彼女の目に自分がどう見えているか悟り、息が止まるかと思ったミリアン。
今朝、目を合わせるのが照れくさく、視線をそらし食卓を眺めていたミリアンの姿そのまま描かれた絵。
自分が視線を避けている間、彼女はその姿をひとつひとつ頭に収めていたのです。
こんなに愛おしい人が、世の中のどこにいるのだろうか。
愛おしい、と言う意味を少し理解したミリアン。彼女は愛おしいと。
カリナは自分を嫌っていない。
キスの後の発言の意図はわかりませんが…嫌いな人の一挙手一投足を、小さい些細な癖を、感情の残骸をキャンバスに描き写す人はいません。
カリナの部屋に入ったミリアンは、彼女を抱きしめたまま頭を下げて唇を合わせます。
突然の口づけに目を見開くカリナ。(!!)
ミリ…!
焦るような舌に、自然と閉じる口。
切迫して見える彼を突き放す自信がないカリナ。
ここで許してしまえば、感情をこれ以上抑えられなくなることを知っています。
…今回だけ
まだ大丈夫、まだ止められる、と同じ言い訳をしながら、ゆっくりと口を開くカリナ。
待っていたかのように見逃さないミリアン。
優しかった最初の口づけとは違って、今回の口づけは切迫感に近いものでした。
落ち着いて、というように手をあげミリアンの髪を注意深く撫でるカリナ。
その時になってようやくゆっくりになる口づけに目を細めるカリナ。
真っ赤な彼の瞳の中に、赤く上気した自分が映し出されていました。
その中に盛り込まれた、絵に入れたいほど純粋な欲望。
カリナが顔を赤くすると、ミリアンはそれだけで可愛いと言うかのように笑います。
ゆっくりと離れるミリアン。
…君、私を見ていたね。
口を閉じるカリナ。
向こうにいるのに、見ないんですよ、と弁明のように付け加えるカリナにミリアンは笑います。
彼女の視線はそんな軽いものではなく、強く粘り強いものでした。自分の全てを目に入れなければそうは描けないから。
君をどうすればいいんだろう。
彼女の首筋に唇をうずめながら、独り言を言うミリアン。
どうすればこの愛らしい生命体を閉じ込めて置くことができるんだろう?
彼女が離れないことを願い、去る事を歓迎できなくなりました。
ミリアンは歯を立て、そのままカリナの首筋を噛みます。
痛くないように、でも跡が残るように。
ぴりっとした痛みに眉を歪めるカリナ。
うめき声に素直に退くミリアン。
準備は簡単に。ドレスより動きやすい服のほうが良いと思う。侍女たちが気遣ってくれるから心配しないで。
…はい。
真っ赤になったカリナが頷きます。
そんな彼女の頬を大きな手で多い、残念な気持ちで舌打ちするミリアン。
準備が終わったら、迎えに来るよ。
はい。
ドアノブを回そうとしたミリアンが首をひねります。
あまり目に見える服は着ないで、と。マナーなんて無い奴らがほとんどだから。
ミリアンは部屋を出ます。侍女たちにも頼まないと、と歩きながら考えるミリアン。
荒っぽい発言をためらわない彼らしくない行動でした。
☆…言葉が出ないっ…!!!
2度目は
…何
よろよろベッドに座り込むカリナ。
一体どういう意味なのか、考えてもわかりません。
最初はミスだったとしても、今のことをミスということは出来ませんでした。
いや、失敗することだってあるよ、と慌てて首を振るカリナ。
一度ミスがあれば2度目もある。3度目はそうは言えないが、わずか2度ではないか、と。
絵に感動しすぎたかな…?(いやいやいや)
誰かに肖像画を描いてもらったことが無いのかもしれないという思いまで突っ走るカリナです。
それで感動したんだ、と。ミリアンにプレゼントしないと、と考えるカリナ。
完成しなくてよかった、自分の痕跡を残していくことができる、と。
必死に理由を考える自分に苦笑いを飲むカリナ。自分自身が可哀想なほどです。
バカみたい。
髪をかきむしっている間に聞こえてきた侍女たちの声に、カリナは最大限の平静を装いました。
本当に色々とめちゃくちゃな日でした。
☆混乱して、ありえない理由を考えるカリナ可愛すぎか…
神・回!再び!!!
フェリオールへの嫉妬からの、カリナが描いた絵をみての暴走ミリアンでした。笑
カリナが描いた絵には、ミリアンへの想いが溢れていたんでしょうね〜。
自分は嫌われていない、カリナが愛おしい、という想いが爆発ッ!!!
こらえきれなくなって、部屋に連れて行ってキスしちゃうって…もう、なんてこと。笑
一人もだえながら読んでいました…
そして、どうすれば閉じ込めておけるだろうって、ミリアンの執着心も爆発ですね。
カリナは困惑しつつ、ありえない理由を言い訳に探します。
2度目まではミスもある。…2度あることは…ですから。また近々期待しても良いのでしょうか!?
次回はいよいよパーティでしょうか〜。
露出の低い服を着るように言うミリアン。首に噛み跡(ここ、噛んだのではなくキスかもしれないんですが)を付けたのも、自分の物ってマーク付けたとか、露出しない服を着せるためとかそういうことじゃないの?ともんもんしてました。笑
ほんとに、ずっとこんなお話が続けばいい。
次回が楽しみです〜!!
お読みいただき、ありがとうございました…!!
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