83話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

83話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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討伐への参加

朝食に降りる途中、ミリアンと遭遇したカリナは、昨日の出来事が浮かび顔をそらします。
なんとも言えない表情で上がるミリアン。

いい朝だね。
…はい、おはようございます。

幸いにも、彼は昨日のことをそれほど気にしていないようです。
それを喜ぶべきか悲しむべきかわからないと思うカリナ。

君を起こしに行くところだった、とミリアン。朝食を一緒にしたくて、と。

カリナは体調が悪く、起きる時間がいつもまちまちでした
食事を食べないこともあるため、そのミリアンの言葉に目をぱちぱちさせるカリナです。

そうなんですか?と不審な視線で答えるカリナ。
そう。だから君を迎えに行くところだった、と素直に頷くミリアン。
何の心境の変化とは聞きづらいが、実は嫌ではなかったカリナは頷きます。

はい、一緒に行きましょう、と。

もう手は握らないようにしようと思うカリナ。自分が彼の心を煽るなら、自分から行動を変えればいいと思います。
程よい距離感をおいたカリナの側に寄り添ってくるミリアン。
カリナは身体を少しすくめます。

食事はきちんとしなさい。
…わかりました。
そして、君が望むなら討伐に一緒に行ってもいいよ代わりに安全にしていると約束するのが条件だ。
ヘルタが居るなら、君の護衛は必要ないはずだから。

断られる可能性がかなり高いと思っていたカリナは、目を大きくして立ち止まります。
はい、と返事するカリナ。
共にいられる時間を稼いだだけで、十分嬉しい事。離れている時間を少しでも減らすことは望んでいたことでした。

討伐を共にすれば、君に「冬の終わり」を見せてあげられるね。
冬の山脈ですか?
そうだ、とミリアン。
ただ、討伐そのものに参加できないから、その間はキャンプ地にいるようにしなさい。

そして服装は、暖かくすること。何着か準備するように指示したのでそれを着ること。

キャンプ地には医療班などを人選する予定なので、安全性では有利だろうと。
目を輝かせ、明るく頷くカリナ。

そんな彼女の表情を見てミリアンが微笑みます。
やはり彼女は笑ったほうがずっと素敵でした。

効果があってよかった、と思うミリアン。

一度確実に開いた距離を減らして、彼女の気分をほぐすために昨夜かなり悩んでいました。
結局彼女が望んだことを受け入れるしかないというのが結論でした。

君が私の言うことに従ってくれれば、君も後発隊に含めるようにしよう、とミリアン。
フェリオールもですか?と問うカリナ。

その問いに、なぜあいつの名前が出るんだ、と顔をしかめるミリアン。
イライラする事は出来ず、わざと何も無いかのように笑います。

あいつを何しに連れて行くの?
どうせ研究をするなら、ハロンが出るところからすぐに研究をするのも良いのではないかと思って、と答えるカリナ。

その間違いのない言葉に言葉がつまるミリアン。
それはそうだ、と答えます。
ため息を付くミリアンです。それが全く気に入らないのが問題ではありました。

フェリオールは自分をからかうのが楽しみで、にやにや笑う彼の姿を見たくもないミリアン。アカデミーでも避けていましたが、何でも自分の傍にいて、結局卒業証書も一緒にもらったのでした。

フェリオールに聞いてみないと、と話を終え、二人は食堂に向かいます。

☆ここでフェリオールが…!ミリアンの嫉妬心煽られます。笑

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討伐への不安

夕食はパーティです。
元々今日は会議の日だったので、参加者たちの講義を受けて昼に会議をすることになったミリアン。
一日でも早く討伐に出たいと、朝からミリアンの部屋に押し入ってきた参加者たち。
昼に会議をし、夕方に宴会、明日最後の会議をして解散という結論になりました。
北部の魔獣討伐はそれぞれ散って行われ、領地にも戻ってから討伐準備が始まります。
普通は冬の初めに準備を初めて、会議を終え2、3日の準備で討伐に出ますが、魔獣に慣れている各領地で大きな被害はありませんでした。

しかし、今回のヘルタは最大の変数でした。

城を襲撃したヘルタに関する報告を数日前に受けたミリアン。
奴らには確実に知性があり、学習したかのように、前足を上げる攻撃をしなくなったヘルタ。
弱点を隠し、自信のある突進へと攻撃パターンを変えてしまったのです。

領地を探し出して襲撃したこと自体が驚くべきことでした。
ヘルタたちを根絶するか、追い出さなければ来年、再来年にはさらに脅威的になって現れるだろう、と思うミリアン。

一日で終る会議を2,3日程度の日程に決めたのは、ヘルタという変数が現れたためです。
強靭で弱点が限られているヘルタ。

目の前の食事を見て、眉間を抑えるミリアンです。
このような複雑な事が起きるたびに領主を止めたくなることが多い、と。

なにか悩みがあるんですか?とカリナ。表情が良くないので、なにか悩んでいるのかと思って、と。
心配の言葉に口をつぐむミリアン。

もしまた能力でなにか無駄な事をするのではと、彼女に何かを知らせるのが怖いのです

それが彼女の芸術家としての生命を蝕むことを知っている限り、なるべく描くのも見たくないミリアン。

ない、会議の事を考えると頭がいたいだけだ、と答えます。
他の領主はどんな方達ですか?とカリナ。

暴れん坊。
え?
貴族たちには全く似合わない単語に、聞き間違えたかな?と耳を抑えるカリナでした。

☆知性を持つヘルタの脅威を心配するミリアン。

☆全体の感想☆

開いてしまったカリナとの距離を縮めるため、結局カリナの願いを聞き入れることにしたミリアン。
これもう、付き合ってる彼女のご機嫌取る彼氏じゃん…!笑
そして、自分から手を繋がないようにしよう…と、物理的な距離を取っていこうと思うカリナです。
カリナが固まっちゃうくらい、ミリアンにはぐいぐい距離詰めていってほしいですね。

フェリオールも討伐に参加しそうです。嫉妬しちゃうミリアンですけど、フェリオールがいたほうがすもも的には安心感はありますね…。

今回の討伐に不安を感じるミリアン。
城を襲撃した、学習するヘルタの脅威が大きいですね。
カリナも討伐に参加しますし、正直不安しか無い…

カリナが「芸術家としての生命」を蝕む事を知っているから、能力を使ってほしくないと思うミリアン。芸術家としての生命だと思ってるんですよね。まだ奇跡の使用が、命を縮めている事を知らないミリアン。
それを知ったら、絵を描くことすら禁止しちゃいそうです…

次回あたりパーティでしょうか?楽しみです!

お読みいただき、ありがとうございました…!!

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