80話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

80話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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窓の外

まっすぐカリナの部屋に向かうミリアン。
ノックし中に入ると、カリナは一段と良くなった表情でベッドヘッドに持たれて座っていました。ミリアンがその姿に微笑みます。

心配をかけたと謝るカリナに、痛いならいつでも言うんだ、と言うミリアン。
カリナはかすかに笑います。

窓の外に見える木の枝はかなりやせ細っていました。(やめてこの表現。涙)

木の葉がぶらりと着いているのが全てで、すぐに全て落ちることを知っています。
知っているから、少しでももっと覚えて起きたかったカリナ。

隣に座っても良い?というミリアンにうなずくカリナ。
ミリアンは、いつものように椅子に座るのではなくベッドのカリナの横に座ります。
まさかそばに座ると思わなかったカリナが目を開きます。

なんて表情なの、と言うミリアンに首を振るカリナ。
予想できなくて驚いただけで、悪いことではありません。

フェリオールが居ないから静かだね、あいつが騒ぐのは騒音だ、というミリアン。
最近、フェリオールが気になるミリアンです。敢えてどこが、とは答えられないが、カリナに必要以上に近づいたり親しいふりをするたび妙な気分になるのでした。

☆フェリオールに嫉妬するミリアン。でもまだ嫉妬とは分かってないみたいですね

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一緒に行きたい

今回の討伐のハロンは、全て私が持ってくることにした、とミリアン。
今日来た他の討伐者にもそう伝えるつもりだ。だから、君は持ちこたえていて、と。

…どうしてそんなに良くしてくれるんですか。私にはあげられるものも無いのに、と驚き問うカリナ。(ついに聞きましたね)
ただ、君が無事である事を願っている。来年も再来年も絵を描きながら楽しくいてほしい、と答えるミリアン。

約束できない時間を、彼は当たり前のように話します。

ミリアンについていきたいんですが、ダメですか?
とカリナは問います。

討伐は、1、2ヶ月、長ければ3ヶ月かかるというが、それを待つ自信のないカリナ。
彼が帰るまで、自分が無事だという保証はどこにあるだろう、と。

今もこんなに心臓が痛くて…その間、自分が絵を描いてその痛みを避け続けようとしたらどうするのか。今や反射的に絵を描きたくなるカリナでした。

フェリオールが語る創造者が狂ったかのように作品を描く理由がわかる気がするカリナ。
どんな薬を飲んでもどんな方法でも決して抜け出せない痛みに耐えるために、作品を休まずに作り出したのだ、と。
死にたかったはずがありません。

しかし、死を望むほどぞっとした痛みと感覚でした。

私についてくるなんて…
ミリアンの討伐についていきたい、じゃまにならないよう後ろでもいい、とカリナ。

ダメだよ。
討伐は危険なだけではなく美しく育ってきた人が見るものではありません。
何より、討伐では一層敏感になるミリアン。怪物と呼ばれた自分の姿がどうなのか。
討伐後に煙草を咥えるのも、感覚を少しでも鈍らせるためです。

ミリアンが首を振ります。3度めの拒絶でした。

カリナが目尻を下げながら頭を下げると、ミリアンの気持ちは床に沈みます。
彼は慌て口を開きます。

カリナ、外が見たければ討伐の後に行こう、と。
外は危ないから、特に今は魔獣が多すぎてあなたが見て良い姿でもない、討伐すると周りが血まみれになるし…
大丈夫です、とカリナ。
私も、血に浸かって人間のようには見えない。とミリアン。

…でも、ミリアンじゃないですか。
自分に残った時間はせいぜい1,2ヶ月。好きな人と一緒に居られる時間がたったそれだけだなんて。

残りの時間を計算する自分が滑稽で、笑いも出ないカリナ。
本当に死ぬ日を待つ人だ、と。

私は、ミリアンと少しでも一緒にいたいです。
素直に伝えるカリナ。

ミリアンからは返事がありません。
やっぱりダメかな?
何をもっと話せばいいだろう、と悩んでいたカリナは頭をあげます。そして驚きで目を大きくしました。

ミリアン?

彼の顔は真っ赤に燃えていました。

☆ミリアン…!!

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護衛

慌てたようにこわばったその顔に、カリナも自分の言ったことを噛み締めてぼんやりと固まりました。
彼の反応に、間違った言葉だった気もする、と思うカリナです。

あの、毎日家に居るからもどかしいし…1人はまた嫌だから。
うなずくミリアン。

これはまたどうしたんだ、と自分の心臓の音に眉をひそめるミリアン。
最近は説明しがたいことでいっぱいでした。

連れていきたいが、変数が多すぎます。
魔獣討伐は精鋭部隊の仕事で、1人を彼女の護衛に回せば不確実な事が多い今回の討伐では危険です。彼がしっかり指揮しなければ北部全体が危険でした。

君がそれほど望んでいるから、私も連れて行ってあげたいけど…
護衛が問題なら、ヘルタを連れて行けばいいじゃないですか。
…ヘルタ??
はい、裏庭にいるんですって。

そう言えば、それもあった、と額をつくミリアンです。
最初は怖くてブルブル震えていた兵士立ちも、おとなしいヘルタが気に入ったのか、たまにおやつも持ってくると聞いていました。

☆おやつ!笑

☆全体の感想☆

ミリアンがカリナの部屋に戻りました。
少し落ち着いたカリナ。
どうしてそんなに優しくしてくれるのか、とついに聞きましたね。
ただカリナが無事に来年も再来年も居ることを願うミリアン。
でも、その返しは嬉しいけど、自分の余命を理解しているカリナにとっては苦しいんじゃないかな…切ないですね。

残りの時間、ミリアンと一緒にいたいカリナ。
ミリアンだから。ミリアンと少しでも一緒にいたいと伝えます。
真っ赤になったミリアン可愛い…カリナにそんな素直に言われたらそうなりますよね笑

残りの時間ミリアンと一緒にいたいカリナ。
自分の嫌な姿をカリナに見せたくないミリアン。
カリナが誰かにワガママを言うのって珍しいんだから…その意味を理解してどうにか叶えてあげて欲しいです。涙

そして、消えないヘルタの話題に…
おやつって。おやつって何をあげるんだろう。お肉?

どうかカリナが討伐についていけますように。

お読みいただき、ありがとうございました…!!

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