79話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

79話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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前夜祭

目の高さを合わせたミリアンは、カリナの目の下を親指で拭きます。

痛かったら、人を呼べばよかったのに、と言うミリアン。
…大丈夫でした、と返すカリナに、
また嘘をつくね、と残念そうに話すミリアン。

痛かったら痛かったといっても良いよ大声で叫んでもいいし怒ればいい。そうやって抑え込むと全てが痛いんだ、と。
大声で叫べば、痛みがずっと少ないということをまだ知らないカリナが、気の毒で残念なミリアン。
周りに怒ると良いのに。その程度のいらだちはいくらでも受け入れる意向がありました。

そんなに強くなかったのに、指を一度噛んで固まった彼女に心が痛むミリアンでした。

カリナ、今日は休んだほうが良い。どうせ今日は軽い前夜祭で本番は明日だから、というミリアン。
前夜祭ですか?と首をかしげるカリナ。今まで数回パーティに出たが、前夜祭を経験したことがありませんでした。

そうだ、前夜祭は軽く顔を合わせて杯を傾けて別れる。
疑問を感じるカリナに、北部にはある、とためらいなく返すミリアン。
カリナは素直に頷きます。
北部と南部では違うのだろう、と。ミリアンが嘘を付く必要もないし。

侍女も当たり前すぎて言ってくれなかったのかな?と思うカリナです。
残念そうな顔をしていましたが、笑って答えます。
わかりました。
私も軽く整理してからまた来るから少し休んでいて、とミリアン。
痛ければすぐにロープを引っ張って、と。(呼び鈴ですかね)

ドアノブを回すミリアンに声をかけるカリナ。
ミリアン、ありがとう。と。

どういたしまして、ゆっくり休んでね。
はい。

急いで部屋を出るミリアン。

☆これは…きっと…

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風のような人

いつぶりに流した涙か、と目をパチクリさせるカリナ。
死ぬと聞いた時も大丈夫だったのに、と。

何がそんなにも悲しかったんだろう、と思い、目を閉じまぶたに腕を乗せます。

熱気がこもった目に腕が当たるととても涼しく感じられました。

慰めてくれたミリアンの手がとても下手だった。
指を口の中に…


うわぁ…!
本当に恥ずかしいと思うカリナ。
優しいのが悲しいことだというのを今まで知りませんでした。

風のような人だ、と思うカリナ。
自由で気の向くまま生きているという点も、自分が決して手に負えない人だということも。

口の中が苦い。カリナの口元に哀れな笑みが浮かびました。

☆ミリアンの看病を思い出すカリナ。好きな人にされたら、叫びたくもなりますよね。

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狂った…?

ドアを閉めたミリアンは大きなため息を吐きました。
先程自分が何をしたのか、考え直すと熱が上がり、気を抜けた手で顔をなでおろすミリアン。

前夜祭…
前夜祭はありませんでした。北部の人たちはせっかちな気性をしているのに、前夜祭などあるわけがありません。(やっぱり!)

カリナがどれほどこのパーティに参加したいのか誰よりもよく知っていたミリアン。
一度も宴会を楽しんだことがないという彼女のために、彼はいくらでも権力を乱用するつもりがありました。(か、かっこよすぎ…!!!)

邸宅裏の屋外の宴会場に大股で歩いていくミリアン。
徐々に不器用な感情は姿を消しました。

いらっしゃいませ、お嬢様は…?
体調が悪くて、今日は休む予定だ。そして宴会も1日延ばそう、とミリアン。
前夜祭ということにしておいて。お酒を飲むのは勝手にしろって、でも宴会は明日だと伝えてくれ、という突然の命令に、困惑する執事。

皆招待して、急に前夜祭とは…せっかちな人たちで1時間待つのも好きではない人が多いのです。

入ってこないで、何をしているんですか?閣下?
今日は参加しない。
今日は…残りの2日は会議でしょう。
前夜祭だ。
前夜…なんですか?
筋肉質で紫の髪の若い男が荒唐無稽な表情で問い返します。

前夜祭と言った、とため息をつくミリアン。
日程を一日増やす分はこちらで解決するから、そう伝えてくれ。どうせ討伐準備をするんだろう、と葉巻を取り出し、口に加えるミリアンです。

一体何を言っているのかと、目を細める男。
毎回この宴会を開くこと自体が面倒だと早めに終わらそうとしていた人が、もう一日増やすって?

狂ったんですか?それとも、いよいよ死ぬときが来たんですか?
クランバー男爵閣下!度が過ぎています!と、男を制する執事。(それ禁句よね〜)

クランバー男爵。
私がそう言ったらそうだ。お酒は君たちが好きなだけ楽しんでいいが、本宴会は明日だから明日も欠かさずに参加できるようにしてくれ
、と煙を吐き出すミリアン。

剣状の傷跡が残る腕で、前髪をかき分けるグランバー男爵。
反発が激しいでしょう、と。

お前たちの水準で反発と言ってもせいぜい机をひっくり返すくらいじゃないか、と笑うミリアン。葉巻を執事に渡すと、そのまま未練なく身を回します。(か、かっけぇ…)

どこへ行くんですか?
寝る。
いや、狂ったのか…

ちょうど日が暮れた夕方に寝るってどういう事?
言い訳のようでもない言い訳を吐き出し、2階へ上がるミリアンを見て、グランバー男爵の顔が歪みました。

しまった。
他の貴族に話を伝える任務を受けた彼は、今回の回で最も若い若輩者でした。

☆ミ、ミリアンの有言実行具合がやばカッコいい…

☆全体の感想☆

全体的にミリアンかっこよすぎんか…???

パーティに出るのを楽しみにしているカリナのために、無理やり前夜祭を作り出したミリアン。
その優しさと、それを可能にしてしまう権力とスケールのでかさよ…!!!
惚れずにはいられません。

その優しさがカリナ限定ってことを、カリナに早く気付いてほしいな…
ミリアンがついにおかしくなったと、困惑する周囲が、カリナを大事にエスコートするミリアンを見てどんな反応するんでしょう〜〜〜。
ダンスとかは無理かな…そういう感じのパーティでもないのかな…宴会って感じなのかな…
どうかパーティまで、カリナの体調が持ちますように。
笑顔でパーティを終えられればいいですね。

お読みいただき、ありがとうございました…!!

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