65話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

65話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

スポンサーリンク

探すもの

カリナのヘルタから殺気がうねります。

戦いたいの?と問うカリナに、答えるように声を震わせるヘルタ。
カリナは息を飲みます。
本能もそのまま残るのか。それとも、自分が描いたのが戦う姿のヘルタだったのか。

カリナが頷き、木の下でおろして、と言うと高く跳ぶヘルタ。
木陰で身を低くしカリナを下ろします。

人間は絶対攻撃してはダメ。分かった?

カリナを一度見て、他の魔獣に視線を向けるヘルタ。
隠していた爪を長く伸ばし、鼻息を噴き出すとそのまま走り出します。

兵士たちを追いかける他のヘルタに向け角を向けるカリナのヘルタ。
脇腹を打たれたヘルタは、遠くへ飛んでいき転がります。

頭の中に響くような電音で固まるカリナ。
低い、悪意に満ちた声。

【殺して、占める】

闇の中で身をすくめる黄色い瞳が見えました。

カリナは頭をあげます。どこから聞こえてくる声なのか…

それはカリナのヘルタの声だと気付くカリナ。
他のヘルタたちに何かを求めていました。

カリナのヘルタは、吹き飛ばしたヘルタに飛びつくと、鋭い爪で腹を切るように動きます。
絶命するヘルタの内臓のようなものを噛み砕くカリナのヘルタ。

ものすごい叫びと驚愕の光景を、誰もが唖然と見つめていました。

【他のものを食べなければならない】
何かを探すように探しながら内蔵を噛んでいたカリナのヘルタが、死んだヘルタを遠くへ投げ捨てます。
【見つけなければ死ぬ】

耳元で聞こえ続ける声は狂気に包まれたように危険に聞こえました。

死ぬなんて。
絵で書いた生命体がそんな思考をすることが可能なのか…と考えるカリナ。

他のヘルタに飛びつくカリナのヘルタ。
悪意のうねる咆哮に固まる兵士とカリナ。

その渦中、コレドン団長がヘルタ一匹を傷つけるのに成功したようで、視線を向けるカリナ。
息をのみ再びヘルタに視線を移します。

動くのはコレドン団長とカリナのヘルタだけでした。

また他のヘルタに飛びつくカリナのヘルタ。
鼻の骨を折り、ひっくり返されるヘルタ。
カリナのヘルタは、また腹を裂き、内臓をかき回します。

【見つけた】
喜びを感じる声と同時に、何かを噛み締めて飲み込むカリナのヘルタ。
鋭い歯の間から何かが光っているのが見えました。

ヘルタの真っ赤な目がまた別の餌を探して動きます。
地面が鳴り、暗闇の中で2倍の巨大なヘルタが現れました。
甲羅だけでなく、角や足に古い傷がいっぱいの巨大なヘルタは悪意と殺気に包まれ、カリナのヘルタによって怒っているようでした。

引く鳴く巨大ヘルタ。
【主人は別にいる】
クウン
【お前のこと、俺が食べる】

なにか会話をしているような2体
相手の巨大ヘルタの言葉をカリナは聞き取ることが出来ません。

お互いに飛びかかるヘルタ達。
地面がひび割れ床が揺れます。砂嵐でカリナの体が大きく揺れました。

木につかまり嵐の中心を見るカリナ。
乱闘が起こり、ヘルタも兵士も近づけません。

油断していたヘルタをもう一匹倒すコレドン団長(か、カッコいい!)

憤慨した巨大ヘルタが足を踏み鳴らします。
巨大ヘルタが吠えると、他のヘルタが後へ退きます。
結局逃げていくヘルタ達。

【逃げるな】
低い声でつぶやくカリナのヘルタ。

再び身を低めるヘルタを眺めていたカリナが、お腹に力を入れ叫びます。

ヘルタ、ストップ!

ピッタリ止まるヘルタ。不満の眼差しがカリナに向かいますが、それ以上追う事はしませんでした。

びくっ
どこからか向けられる視線に顔をそむけるカリナ。
遠くの暗闇に巨大ヘルタの狂気のこもった黄色い瞳が見えました。

カリナが息を飲むと、ゆっくりと遠ざかっていきました。

ヘルタは低く泣き崩れます。
そっと撫でるカリナ。

一体何を食べたの?

ヘルタは視線をそらし、立ち上がると、軽い足取りでコレドン団長の立っているところへ向かいます。
視線を向けるコレドン団長を追い越し、コレドンが倒した二匹のヘルタに近づくカリナのヘルタ。
先程のように腹を割り内蔵をかき分け、またガリガリと何かを噛んで飲み込みました。

コレドンが見つめます。

…ハロン?

低い声でつぶやくコレドン。

ヘルタが心配でついてきたカリナがその声を聞いて眉をひそめます。

ハロン?

カリナの声を聞いたコレドンが眉間にシワを作ります。
危険だと申し上げましたよね、と

目の色が変わったんです、と言うコレドン。
目の色?

カリナが手の甲で目をグッと押さえます。
目の色が変わったというのは何の意味なのか…

☆全体の感想☆

ヘルタ対ヘルタになりました。
圧倒的強さのヘルタ。カリナはヘルタの声を聞いたようですね。

対話とかできないのかなぁ、なんて言ってましたけど、まさかの乱闘。
まさかの共食いみたいな…
兵士じゃないけど、固まっちゃいました。汗

それにしても、ヘルタの知能は想像以上ですね…

そしてどうやらハロンを探して食べている様子のヘルタ。
命を延ばしてくれる効果があるんでしょうか…

改めて創造の奇跡すごい。

次回どうなるか気になります。
※コレドン団長の名前と最後の翻訳に自信がないので、後から訂正するかも知れません。

お読みいただきありがとうございました…!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました