63話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

63話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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痛みが和らぐ

ぐっすり寝ていたのに、心臓の痛みで目をさますカリナ。
夜、薬を飲んで寝たのに起こったことでした。

目の前が真っ白に点滅し息が荒くなり震えるカリナです。

大丈夫、大丈夫…まだ、大丈夫
自分に投げかける言葉。
ハロンもフェリオールが持っていったのでありません。

冷や汗を出すカリナの視線は、テーブルの上の筆に向かいます。
やがて筆を握るカリナ。狂気に似た瞳。

絵を…そうしないと…

なんとか部屋を出て屋根裏の画室に向かうカリナ。

画室の油絵の匂いをかぐやいなや痛みが収まります。

筆を持つ手に力を入れるカリナは、痛みがいつの間にか収まっていました。

絵をかいたら痛みは消えるでしょう。でも、命は。

創造者たちが短命な理由は奇跡を起こしすぎて多くの対価を支払ったからです。
というフェリオールの声が浮かんできます。

なぜ彼らがそうするしかなかったのか、少しわかるカリナでした。

目の前に甘い果実があるのにそれを手にしない人がいるだろうか。
油絵の匂いが甘く感じられるのです。

筆をゆっくり動かすカリナ。
数十回、数千回繰り返し輪郭が浮かび上がり、彼女はやがて筆をおろします。

キャンバスをつなぎ合わせた上に、一匹の巨大なヘルタが落ちていました。

☆絵を描くと体が楽になるカリナ。それはみんな狂ったように絵を描いていた、というのもうなずけます。

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城壁の上で

本能的に描いたが、なぜこれを描きたかったのか首をかしげるカリナ。
心臓の痛みは全くありませんでした。

キャンバスが光り始め、黄金色の瞳に。

以前の2倍ほどの巨大なヘルタが現れ、誰かが魂の一部を吸い込むようにめまいがするカリナです。

どうやって外に出すか悩むカリナ。

その時、遠くからブーブーと警鐘の音が聞こえ、顔を上げるカリナ。
外は騒がしくなり、邸宅では明かりがあちこちで灯ります。

どうしたんだろう。
ヘルタの顔をなでながらささやくカリナ。

低く鳴いたヘルタがカリナを角で背中に乗せ、テラスに飛び乗ります。
そのまま跳躍し、公爵邸の塀を乗り越え城門へ向かいます。
カリナが何があったか知りたがっていることを理解しているようです…

人が見たら驚くから、人気のないところに行くように頼むと方向を変えるヘルタ。
動きは素早く、軽く動くヘルタです。

城壁の前でジャンプしその上に立つヘルタ。

カリナのヘルタは動いていないのに、凄まじい音と共に、その城壁が激しく揺れています。

警鐘がなり、松明が灯り。
魔獣が現れた!ヘルタだ!という騎士の声。
鼻息を吐き出して城壁を攻撃するヘルタは殺気と殺意に満ち、怒っているようでした。

どうしてあんなに怒っているの?という問いに首を横にふるヘルタ。

みんな、落ち着くように

低い声にカリナが頭を上げます。
低いが、とても力のある声でした。

☆大きなヘルタを具現化したカリナと、怒りで城壁を攻撃しているヘルタ。最後の声は、ミリアン??(期待)

☆全体の感想☆

就寝中、心臓の痛みで目をさますカリナでした…
最近、体調悪い描写多くないですか。心配過ぎて…涙

そして、命を削ると分かっていても、筆を取るカリナ。
絵を描くと体の痛みが収まったようです…
歴代の創造者もそうだったんでしょうか。芸術病発症後に狂ったように絵を描いていた一因かもしれませんね…

巨大なヘルタを出したカリナ。
城壁を攻撃するヘルタ。おそらく前回ミリアンが戦闘したヘルタでしょうか。
復讐しに来たとしたら相当知能高くないですか。
この二人のヘルタって意思疎通出来ないんですかね〜。
せっかくカリナが命を削って出したヘルタ。
なんとかこの場を収めてほしいです。

お読みいただきありがとうございました…!!

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