58話 余命わずかの脇役令嬢【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

58話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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やりたいことリスト

食事の席を後にし、口を覆ったまま急いで二階に上がるカリナ。

ここしばらくは大丈夫だったのに…と、吐きたいのを思いっきり我慢し、部屋のドアに鍵をかけてトイレに駆け込みます。
すべて吐き出し、血の気のない顔で力なくベッドに崩れ落ちるカリナでした。

ウィンストンもフェリオールもいるから、少し休めばまだ大丈夫、と独り言を言います。

サイドテーブルからハロンを取り出し握りしめるカリナ。
ミリオンの名をつぶやきます。彼の優しさが石にも染み込んでいるようで、ゆっくり心臓が楽になる気がするカリナはかすかに笑います。
ミリアンがそばにいるようです。

残された時間のために、やりたい事リストを書かないと、と思うカリナ。
落ち着いた姿勢で椅子に座り、ペンを手にすると、成し遂げた第2リストに線を引きます。

3番目・作品で有名になる
4番目・レオポルド伯爵家に返済する

これらはそうしたほうが気持ちが楽になりそうと思うカリナです。
そうでもしなければ、彼らは私にしてあげたことが多いと思うだろうと。
子供のときさえ乳母の手で育てられた事をすっかり忘れたままで。

5番目に悩むカリナ。
有名になって返済したお金の残りは、ミリアンに渡したいカリナです。
お墓に持っていくわけにもいかないから、と笑います。

しかし自分の残った時間を考えると、笑いは消えます。
認めて理解して諦めても心臓が重くなるのは仕方がないこと。

時間がもう少し長くならないかな、と思うカリナ。
ミリアンとこれまで出来なかったことを色々やってみたかった、と。

5番目・友達作り
無理とわかっていても同性のいろんな話しのできる友達が欲しい。

好きな人にプレゼントしたい。
好きな人にお弁当を作ってあげる。
好きな人とハグしたい。


やりたいことはすべてミリアンと関係していて、困るわ、とつぶやくカリナでした…

☆まさに恋する乙女…ずっと彼のこと考えちゃうんですね、かわいい〜〜〜!!

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見送りの挨拶

ノックの音がして、リストを素早く引き出しに突っ込むカリナ。
鍵を開けるとミリアンがドアを開けます。

ミリアンを見て笑みを浮かべるカリナ。その笑みにミリアンが口をぎゅっと結びます。
彼女はあなたにわかってもらいたくない。
フェリオールの言葉を思い出すミリアン。

すぐに旅立つので、顔色も良くなかったし確認しようと思って、というミリアン。
ハロンもあるから、大丈夫というカリナ。

ミリアンは手を伸ばし、彼女の前髪をなで上げます。
無理しないで、必要なものがあれば遠慮なく言うように伝えます。

わかりました。行ってらっしゃい。
その見送りが使用人以外から受けられると思っていなかったミリアンです。

背を向けたミリアンは、フェリオールがくだらないことを行ったら刀で刺しても良い、とカリナに伝えます。困惑するカリナに、ちょっと過激だったね、というミリアン。
精一杯足で蹴り上げていいよ。(…それも過激!笑)

はっきり分からないが、それが心配の言葉だとわかったのでうなずくカリナ。

明日いつ頃来るのか、と問うカリナ。
早くても夕方……ではなく、昼頃には来られるだろう。

「夜」という言葉で悲しそうな顔をするカリナに、慌てて言葉を帰るミリアン。
そんな無理なことを約束して後悔するミリアンでした…

雪解けのように明るいカリナの顔を見て、考えるのを辞めたミリアン。

お待ちしています。行ってらっしゃい。

休憩なしに最大限急がなければならない事をその時は考えなかったミリアン。
階段を降りるミリアンの眉間の狭さは広がる気配がありませんでした。

??これはもうお付き合いされてますよね?笑

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卑怯な手

もう少し色々声をかけたかったカリナ。

十分ですよ、と声をかけるのはフェリオールです。
楽しく会話していたので、ようやく割り込めました。と。
恥ずかしそうなカリナ。

カリナはフェリオールに中に入るように促します。
何かあったのか問うフェリオールに、体調が悪くなったことを告げるカリナ。

ウィンストンとフェリオールには体調について嘘を付きたくないカリナでした。

ウィンストンを呼びましょう、というフェリオールにうなずくカリナ。
お屋敷で一人ぼっちでいたときと違い、体調について話せる相手がいるのはそれでも幸いでした。

絵を描きたい欲求は?と聞かれ、
描きたい、というカリナ。
目に見えるすべてを描きたい。その奇跡に埋もれていたいという欲求も確かにあります。
伯爵邸にいたら、そうなっていただろうと思うカリナでした。

奇跡をコントロール出来ないのか?と控えめに問うカリナ。
有名になるには、奇跡にならない作品を作らなければならない、と。

微笑むフェリオール。
芸術病はコントロール出来ないが、卑怯な手段を使うことが出来ます、と。

作品を完成させる直前に止めるんです。

☆有名になるためには奇跡の起きた後の絵じゃダメですからね。

☆全体の感想☆

体調を崩すカリナ。
急に何があったのか、原因はあるのか気になります。

カリナを悲しませたくなくて、日程を早めたミリアン。
かなり無理な日程のようで、これは周りが大変になるやつですね!
ブラック上司じゃないですか。笑

もう付き合ってるカップル感すごいです。笑

フェリオールは「卑怯な手」を教えました。
奇跡の絵では絵が抜け出してしまうし、奇跡起こすたびに寿命縮まりますしね…

カリナの体調や、ミリアンが昼までに帰れるのか気になるところです。笑

お読みいただきありがとうございました…!!

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