ピッコマで公開中のマンガ「余命わずかの脇役令嬢」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆
「余命わずかの脇役令嬢」韓国版はkakao pageで読むことができます。
!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。
56話 感想です☆
※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。
カリナからの手紙
レオポルド伯爵は、手紙を再度読みあげます。
他人を呼ぶように「あなた」という言葉で埋め尽くされた手紙。
それはカリナのくれた距離感でした。
公爵にカリナを返せと言わないと…という伯爵に、
北部検問所は閉鎖されており、出入りが不可能だという執事。
公爵が余計なことをしているのではないか。脅迫されて書いたのかも知れないという伯爵。
カリナはこんな事を言う子じゃない、と。
長く務める執事が微妙な表情で、なにがあったのかと問います。
病気だから、死亡届はいつでも出して。邸宅に戻ることはないから、会いたければ直接来るように。
手紙を投げるように執事に渡し、荒々しく言い放つ伯爵。
病気なんて嘘は!怒り狂う伯爵。
手紙を読み終え、病気かもしれないじゃないですか、と顔を暗くする執事。
ノクターンも何も言わず、去る前にも平気で食事をしていた。戯言を言うなという伯爵。
私の考えでは、事実かもしれません…という執事。
数ヶ月前に侍女から、カリナお嬢様の部屋から咳をする音がするという報告を受けました。(翻訳うまく出来ず、咳としました)
眉をひそめる伯爵。
なぜ知らせなかった?と。
執事は数回報告しようとしましたが、
いつも仕事だと遮られ、結局彼自身も忘れてしまったのです。
仕事?と、全く覚えていない伯爵。
まさか本当に覚えていないと思わなかった執事は息を飲みます。
アベリアお嬢様の具合をお聞きになるか、他の仕事が忙しいから後で報告するように。
カリナお嬢様は大人だし、自分でやれるから、毎回いちいち報告するなと命令していた、と伝える執事ですが、相変わらず初耳だというような顔をする伯爵です。
いくら何でもそんな事案なら…そう口を開きますが、主人に報告するなと言われれば出来るはずがなく、口を閉ざす伯爵は、謝る執事を睨むのでした。
カリナお嬢様に体調を伺ったが、大丈夫と言われ、検診を勧めたが、時間がある時に、と返され、結局受けなかった、と話す執事。
執事が覚えているカリナは、いつも無表情な顔で本を手にするかアベリアのそばでぼうっと座っている姿でした。
幼い頃はそうでもなかった気がする、表情も変わり使用人にも話しかけることが多かったと思う執事。
いくら寂しかったとは言え、親の心に刀を向ける必要があるのか?と問う伯爵に、答えることが出来ない執事。
有名になってお金を返したい、と笑う伯爵。絵のお金がいくらになると思うのか、と。
ミリアン・フェステリオ公爵に手紙をかくという伯爵です。
帰してくれと言わないと。病気が本当ならこちらのほうが治療にも良いだろう、と。
ため息を付き椅子に身を沈めると、執事は手紙の準備のために執務室をあとにします。
「影を諦めようと思います」
何をどれだけ、どんな話をしたから諦めるというのか。笑う伯爵。
それなりに名残惜しく不満を示しているのだろう、病気も会って聞けばいい。
死病なんて信じられない伯爵。
対話を交わせば良いんだろう。
すれ違いがあるなら、また合わせればいいのだ、と。
もうその機会は完全に壊れ、つなぐことも不可能になったことを知らない伯爵。
南部の空はまだ青く眩しいほどに輝いていました。
☆ほんとにこの人はカリナに興味が無かったんですね…
穏やかな日差し
今日は何をする予定?と問うミリアン。
カリナは今日私と勉強する予定だけど、と返すフェリオールに、カリナに聞いたんだと返すミリアン。
主語がないから私に聞いたのかと思ったよ、ともっともらしく言うフェリオール。
そんな二人についに笑い出すカリナです。
こんなに声を出して笑う珍しい姿に、二人もお互いを見つめ笑いをこぼします。
お二人は本当に親しい友だちだと思って、とカリナ。
悪縁だ。
悪縁です。
全く信じていない様子で微笑み、うなずくカリナ。
ミリアンを見てかすかに笑います。
なぜ笑うのかというミリアンに、
ただ、好きで。
あなたが好きだから。
あなたと一緒に座るこの時間が好きで。
カリナはそこまで話せずただ笑います。
すべての状況がただ幸せでした。
誰かと食事を出来ることも、それが自分の想う人だと言うことも。
相手にわかってもらいたいという感情でありながらも、一生知らなかったらという感情でもありました。
いつかこの感情が彼を傷つけるに違いないから。
習慣のように手を伸ばしたミリアンがカリナの髪をそっと撫でます。
自然に熱を測るように手が額に触れて落ちました。
無駄だよ、無理しないで調子が悪いならすぐに言いなさい。
にっこり微笑んでうなずくカリナ。
目を細くするフェリオール。
もうすぐ婚約破棄をすると言っていたが、この甘い空気は何だ、と。
☆一緒に同じ空間にいるだけで…幸せ。初々しい…!!!
手紙に激怒する伯爵。
執事がカリナの体調を報告しようとしたことを、遮っていたことすら忘れていました。
それだけ、彼にとってはどうでも良いことだったんでしょう。
カリナがどんな気持ちで手紙をかいたのか…・
そして一変、甘い雰囲気の二人+不憫なイケメン。
一緒にいるだけで幸せ。知られたい、でも知られたくない。
う〜ん、初々しくて可愛い〜〜!!!
フェリオールには残念かもですが、甘い空気振りまいていってほしいです!
お読みいただきありがとうございました…!!
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