ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆
「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。
!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。
33話 感想です☆
※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。
ビチェ子爵の嘘
あれは…何だ?
北部を代表するアクシオス領のベルトル・アクシオス伯爵は、進軍してくる巨大な軍隊を眺め呆然とつぶやきます。
グレゼ男爵はやられたと言っていたが本当にそうなのかもしれません、たかが野蛮族にやられる実力じゃなかったのに…と、支援要請を受け共に出征したバルナン子爵。
アクシオス伯爵、ベルトルは首をかしげます。
帝国戦争を共に戦った彼は、ビチェ子爵の言うグレゼ男爵の敗北を信じていませんでした。
これ以上進軍出来ないように、行きましょうというバルナン子爵を止めるベルトル。
あれはグレゼ男爵の討伐隊ではありませんか?と。
注視すると、ラカン族だけだと思っていた軍隊に見慣れた姿を発見し驚きます。
群れを率いる戦闘の黒馬の上、赤い髪は、戦友「赤い犬」ジェスター・グレゼで間違いありませんでした。
あれは女性ではありませんか?とバルナン子爵。
野蛮人を従えるような討伐隊にも、無事に生きているジェスターにも、その胸に抱かれた謎の女性にも驚きます。
近くなったジェスターの討伐隊は、二人の軍を発見し進軍を止めます。
アクシオス伯爵!バルナン子爵!と、気付くジェスター。
グレゼ男爵!これはどういうことだ?ビチェ子爵にはグレゼの討伐隊が皆殺しになったと聞いたが…と問うバルナン子爵。
二人が話している間、ジェスターに抱かれた謎の女性から目が話せないベルトル。
一体これは…野蛮人は何で、その女性は…
ああ、妻です。
男爵の妻なら、ルベルノ伯爵夫人?
驚くバルナン子爵にうなずくカシア。
はじめまして、バルナン子爵様、そして…アクシオス伯爵様。
男爵夫人がなぜここにいるのか、とわざと怒った顔で聞いたベルトル。
望んでいたその反応に、疲れた顔でそっと口を開くカシアです。
長くなりますが…この部族がビチェ子爵を脅迫したと聞いて出征しました。
ところが事実とは違い、野蛮族と言うには穏やかで、定着する場所が見つからず困っているようなので、残りの人を収拾し、グレゼ領に戻ろうと思っています、と。
民家を襲撃したこともなく、ビチェ子爵にも滞在する場所が欲しいと頼んだらしいのですが…
言葉を濁しながらため息を付く姿を見て、大体の見当がつく二人。
野蛮族を簡単に処理しようと、子爵が頭を使ったのか、と目を細めるベルトル。
死んでも援軍の要請は出さず、「辛くてたまらない」という噂だけながしただで助けを得ようとしたビチェ子爵。その腹黒い気持ちが見え、わざと見向きもしなかったのです。
南部で育ったので、北部の事情はよく知りませんでした。冷静で個人主義の領主が多いと聞いていましたが、今回のことで少しわかりました、とカシア。
野蛮な部族が問題を起こしているなら、その領地だけの問題ではないと知らない方々でも無いと思いますが…と苦々しく言葉を濁すと、顔を赤くするバルナン子爵。
そんな話は失礼だ、と言うバルナン子爵。ビチェ子爵が正当な方法で援軍要請をしたなら話は大きくならなかった、と。
そうですが、男爵様もビチェ子爵の要請が不当だと知らずに出征したわけではなく、北部の領地の皆の事と判断して、見るに見かねて動いたのです。
子爵が悪事を働いているのは知っていますが、どんな方法であれ力を合わせ代案を出さなければならないのでは、と、カシア。
子爵も子爵ですが、お互いが北部の顔でしょう、と。
その言葉に本音が聞こえるようで、顔を赤らめるバルナン子爵。
そのとおりです、よく噛み締めよう、と認めるベルトル。
ところで、男爵夫人を抱えて討伐にでたのですか?というベルトルに、
妻を危険に晒したという事実は変わらないので、顔を赤くし答えられないジェスター。
そこに部族長のジェロームが飛び込みます。
なぜ領主を擁護するのか?私達も間違ったのは知っているので私達をかばう必要もない、と。
援軍の貴族二人もビチェ子爵と同じだと思っているのでかなり怒っています。
ビチェ子爵を人質に取りに行ったが、討伐隊長の妻のほうがずっと使えると自分の代わりに売り渡した!貴族は皆こうなのか!?と。
ジェロームを止めつつ、自分のイメージを守りながら子爵の卑劣さを暴けて内心満足しているカシア。
言葉を失う二人の貴族を見て、彼らも恥ずかしいだろうと思うカシアです。ビチェ子爵と同じ北部出身という点でも、野蛮族を他人事だと思っていたことも。
プライドに傷がついた恥ずかしさが、ビチェ子爵を責める矢になるだろう、と。
手を付けず鼻をかむようで内心笑うカシアです。
本来ならビチェ子爵に報告するべきだが、顔を見たくないのでこのまま帰ります、とジェスター。伯爵から子爵に伝えてほしいと頼みます。
妻が人質に取られた話を再度聞くと、怒りに震えているようです。
お疲れ様、心配しないで帰りなさい、とうなずくベルトル。
ありがとうございます。
アクシオスとバルナンの部隊が道を開け、帰省するグレゼの討伐隊。
その間、ベルトルの視線は執拗に男爵夫妻、正確にはジェスターの胸に宝物のように抱かれたカシアを追います。
確かに、何一つ傷もつかないようにかばいたいほどきれいな妻だね。
にっこり笑うベルトルでした。
☆う〜ん、怖っ
ベルトル・アクシオス
途中で二人にあって、ビチェ子爵に会わず幸いだった、と帰省するジェスターの心は軽やかでした。
奥さん。
はい。
特に言うこともないのに、何度も呼び返ってくる答えに喜ぶジェスター。
何も言わないのに、どんどん…と、面倒だったのか不満そうな目つきで見返すカシア。
いや、違うよ言いたいことがある、と慌てて返すジェスターです。
しばらく悩み、
アクシオス伯爵とバルナン子爵はどうやって知ったの?と問うジェスター。
その問いにどぎまぎするカシア。
ベルトル・アクシアス伯爵。
回帰したカシアは彼をよく知っていました。
かすかな記憶の向こうのベルトルとの会話を思い浮かべ、震えるカシア。
【君のせいで日常生活が不便なのに…】
【気持ちとしてはあなたを私の領地に連れて行きたいが、強要はしません、しかしどうか】
【私達はおそらく、お互いの欲望を満たす良い友だちになれるでしょう】
狂ったやつでした。
☆何度もカシアを呼ぶジェスターが嬉しそうで何より。笑
ビチェ子爵が要請した援軍の二人の貴族が、ビチェ子爵の嘘を知りましたね!
これ以上無い制裁を与えてほしいです。
カシアはカシアで、二人に対しても遠回しに「何やってるの」と伝えています。
うら若き令嬢にちくちく嫌味を言われる大人たち…笑
さりげに、ジェスターのことも、北部のために出征したと擁護入れてるあたり流石です。
どうやら回帰前に関係があるらしいベルトル・アクシオス伯爵。
今後どのように絡んでくるのか、心配もありつつ楽しみです!次回が楽しみです。
お読みいただきありがとうございます…!!!
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