90話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

90話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

スポンサーリンク

演技

前回、圧倒的な札で勝利を収めたカシアですが…

一様に驚く面々。
カシアの公開した順番から、始めに配られた3枚のカードが全てAだったことになります。

落ち込んだり笑ったりした顔が全て演技だったことに目を細めるベルトルです。
本当に初心者だったのか、初心者のふりをしていたのか…混乱ですね。笑

緊張しながらゲームをしていたというカシアです。
ゲーム中、一喜一憂していた姿はどこにもなく、
ようやく貴族たちは全てが演技だったことに気付くのでした。

見た目に騙されて、気付いたときには時すでに遅し。

グレゼで十分にカシアを見たと思っていたのに、騙されたベルトルは空笑いを浮かべます。
あのベルトルがカシアに完全にやり込められたこの瞬間のベルトルの表情を漫画で見たいです。爆笑

スポンサーリンク

権力

カシアは、低い地位からその能力で成り上がった貴族の名を挙げいていきます。
その一方で、皇太子の言葉に誤りはない、と笑います。
爵位が名誉で、財力が権力であると、貴族社会を見てきたカシアは知っていると…

ただ、権力の摂理はこのカードゲームのようだから、札を開けるまでは一寸先もわからない、と、フォーカード以外のカードを順番にめくります。

話しながら、表情管理をするカシア。
高位貴族たちを戒めようとする場ではなく、隙間に入る場をつくろうとしています。
ルシアンの言っていることも正しいと認めた上で、グレゼを売り込もうという事ですね!

すでに高い地位を持ち、古い貴族社会を築いている彼らと親密になる必要は無くても、敵に回す必要は無い、と…グレゼの成長のために遮っている山を切るような作業だと。
3人衆にイライラしていたすももの態度なら、すぐ敵に回しちゃいますね!
敵に回して、何なら山より高い壁ができちゃいそう。汗
さすがのカシア、先々を見据えています。

そこに割り込み、同意するイーグル。
今日、権力の頂上に居たものが、明日堕落し、新しい権力が再び頂上に立つこともある、と。

かなり意味深発言。
その言葉の真意を、カシアとジェスターは知っています。
ヴィクトル10世に対する言葉でしょうが、そんなことルシアンがいる前で発言して大丈夫…?心配。汗

権力の交代が成功する歴史はほとんどなく、回帰前にも成功しませんでした。
回帰前なら「狂った異教徒と権力欲に目のくらんだ皇子」くらいに思いそうなところですが、「真実」を知って、イーグルを気の毒に思うカシア。
イーグルの発言の通りにうまく行けば良いと思っているみたいです。

スポンサーリンク

磨かれていない原石

カシアが何を言いたいかわかる。ここで稼いだもので何でもやったら良い、と笑うルシアン。
ルシアンにとっては賭けたものなんて些細なものなんでしょうね。青ざめるくらい賭ければよかったのに。笑

確かに、得たものはグレゼの力になるだろうが、先を見る必要がある、とカシアは思っているようです。

財力は水の泡のようなもので、それで中身を判断することは、世の中で一番意味のないこと。
グレゼは、今日のゲームもただの初対面の挨拶と思い、この楽しい雰囲気だけ持っていく。
そして、グレゼがすぐには磨かれていない原石であり、空に登らない龍であるということを遠回しに伝えるカシアです。

「グレゼは堂々と頑張るので、手伝ってほしい」とは言わずとも、
その場のみんなが理解する言葉でした。
そして、ルシアンや貴族の興味も引くカシアです。

う〜ん、すごい!
すももがカシアなら、賭けで得たもので商売してお金を増やそうとか、浅はかな?事を考えそうですが。
勝利したにも関わらず、賭けをなかったことにして、これから頑張っていくからよろしくね!と伝えたほうが、好感も興味も得られやすい!
長い目で見て…今後の貴族社会での立ち回りなどを考えても、絶対その方があらゆる面での利益になりますよね…!!!
貴族社会での人脈ってめちゃくちゃ大事だと思うし。
しかし、圧倒的に勝利した人がそれを言うのって、めちゃくちゃ格好良い…!!!

それに、私達のために計画してくれたのでなければ、本当に驚きです。
と、フォーカードの上をゆっくりとなぞるカシア。
歓迎の意味で意図してカードを配ったんじゃなければ、この札が来たことが驚きってことですね。

生きていれば、自身の能力ではどうにもならない事がある。その時に必要なのが、運です、と。
自分たちには運も少しあるから、という意味でカシアはにっこり笑うのでした…

もう、みんな興味津々。こうやってカシアは人を惹きつけていくのですね…☆

スポンサーリンク

ルベルノ伯爵とのカードゲーム

ルベルノ城。
ルベルノ伯爵がアランにカードゲームを教えています。

「カードゲームの時は無表情を固守するように」という教えを守るアランですが、良い札が来ているのが明らかにわかる表情をしています…笑

アランが勝利しましたが、もっと表情管理をしっかりする必要を説く伯爵。
良いカードが来ていることがバレてしまえば、相手が1ゴールドも賭けずにゲームから降りてしまうから意味がないってことですね。
アランは伯爵から見てまだまだのようです。

カシアに初めてカードゲームを教えた時、舌を巻いたというルベルノ伯爵。

カシア、今回皇子たちとゲームしたときと全く同じ演技をしていたようです!

「高い2組(ツーペア)がでるのもかなり大変ですよね?」と明るい笑顔で札を4枚見せるカシア。
カシアはその時、自分のネックレスやドレスなど、賭けれるものは全て賭けていたようです。
そして、伯爵にも「あれを賭けろ、それも賭けろ」と望み…

賢いカシアが表情管理が出来なかったことを聞いて、カードゲームの素質はなかったんだと笑うアラン。その時の伯爵もそう思ったんでしょうね〜。
でも、「あの子に、素質のない分野はないだろう」と断言するルベルノ伯爵!

最終的に、今回と同じフォーカードを出し、勝利したカシアは、伯爵から持っていけそうなもの全てを手にしたのです。笑

無邪気な顔で二組のカードを出していたカシアが、
平気そうな顔でカードを整理しながらいった言葉が…
「ありきたりな表情管理をされるとは…お父様も本当に…」

ルベルノ伯爵をもやり込めていたカシアのカードゲームの才能に拍手!
そして最後の言葉がまた…父は悔しいでしょうね。笑

表情管理とは、必ずしも無表情を演じろという意味ではなく…
その上手な嘘に伯爵もすっかり騙されたのでした。笑

☆全体の感想☆

カシアの勝利に驚く面々ですが、驚きの場面それほど出てこなくてちょっと残念でした…
賭けたものが、高位貴族や皇族には痛くも痒くもないものだったからでしょう…
ルシアンが青ざめて悔しがる姿が見たかったなぁ…ビチェ子爵みたいに。

なんと「賭け」をなかったことにするカシア。
確かに、一人勝ちで高位貴族をやり込めたまま終われば、禍根を残しますからね…
急に身の丈に合わない財産を得れば争いが怒ってしまう可能性もあります。
つくづくカシア、賢いなぁ…(語彙力)

そして、実はルベルノにも、同じ手法でやり込められた経験がある人がもうひとり。

カシアって、味方にすればすっごく心強いけど、敵にしたらめちゃくちゃ怖いですね…
身ぐるみ剥がされそう。笑

一同カシアに興味津々ですが、お腹の中ではカシア(グレゼ)に何を思うのか…
今後どのように関わってくるのか…非常に興味津々です☆
特にベルトルが気になるな…

お読みいただきありがとうございます…!

コメント

タイトルとURLをコピーしました