66話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

66話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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日差しを

グレゼにはグレゼだけの法があるでしょう。

カシアの自信に満ちた言葉を思い出すクララ。
今日は奥さまの話し相手になるように、とポールが仕事を外してくれたので、クララは昼寝をするカシアを見てのんびりした午後を過ごしていました。

グレゼに来て地獄を経験したクララ。
寝床の強要には慣れ、手を上げない日は幸せでした。
仕事に役立つ事を望んだ父は、クララの話に夫の機嫌を取るようにというアドバイスだけ。
死ぬ勇気もなく、ペコペコして、城に入ったのもマシューの酒代を埋めるためです。

今クララは夢を見ているようでした。
年下の奥さまは年齢に似合わず大人っぽくて優しくて、ただの使用人の自分を姉妹のようにかわいがってくれます。
そして、カシアが出したもう一枚の書類。
それは夫の同意なしには領主のジェスターも通すことが出来ない離婚書類でした。

円満に離婚させ、マシューが犯した蛮行の代価まで払わせるというカシアの言葉が信じられないクララ。
シモン帝国の法に基づき、夫婦間の犯罪や離婚問題は、事情把握が難しいと言う理由で多くが却下されます。マシューから抜け出すという希望はどこにもありませんでした。

夫が無事に仕事を終えれば、城に入って住み込みの女中として過ごすと良い。いつ狂人がまたあなたを苦しめるかわからないから、というカシアの言葉を思い浮かべ、頬をつねるクララ。
その痛みに夢ではないようだと思います。

どうしてここまで良くしてくれるのだろう、と思うクララ。
膝をつき、昼寝をするカシアの顔を見つめます。天使がこの世に降臨したら、このような姿ではないだろうか、と考え恥ずかしくなってこっそり笑いだします。(きっとそうだよ!)

18歳。本当にその年齢があっているのか疑わしいほどに大人っぽくて心が広いカシアの性格を、一週間ほど過ごしただけなのによく知ることが出来たクララ。
クララは涙が出そうになるのを頬を膨らませて我慢します。

チェスの駒として恐ろしい夫に送られたクララが、ポールとカシアの優しさに感じた愛情と感謝は、1週間という短い時間が顔負けするほどです。

ふとカシアが目を開けます。
起こしてしまった事を謝罪するクララの腕をつかむカシア。
日差しが強くて眩しかったのに、あなたが陰を作ってくれたからよく寝れたみたい、と。

その優しい笑顔に、結局泣き出してしまうクララ。カシアはそんなクララをじっと眺めます。
クララは長い涙を止め、ベッドに腰掛けます。

私がずっと日差しを遮ってもいいですか?奥さまが昼寝をもっと出来るように。
そうしてくれたら、ありがたいわ。

クララの手を握って再び昼寝を求め、カシアは満足げに笑いました。

☆カシアに任せれば、もう安心ですね…!!!

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二枚の申告書

【素敵な男になりたいとおっしゃいましたね。】
【この領地をかっこよく治める指導者の姿がみたいです。】
【私だけでなく、全ての領地民があなたを信じて従えるように。】


カシアからの最初の任務はかなり早く訪れました。
朝早くに訪れて、事件を知らせたカシアが忘れていった申告書をまた読むジェスター。

衝撃を受けたジェスターに、ポールが声をかけます。
あの、ご主人様。どのように処理するつもりかお聞きしてもいいですか?

まず聞きたいんだけど…本当に私の領地にこんなやつが生きていたって本当か?

自分の目で見たので確かですし、クララの暴力の痕が十分な証拠です、とポール。
その言葉に、煮え立つ心を癒そうとするジェスター。

狭く見栄えのない、村2つのグレゼでは、3年間流出する人がいても流入人口はジェイムスと野蛮族のみでした。
純朴な領地民を気に入っていたジェスター。グレゼの長所はこれまで犯罪率が0だったことです。

びっしり記載された申告書に目を通すジェスター。よりによってカシアの気に入った女中の夫でした。

今までの申告件数をポールに問うジェスター。
全部で3件。
1件目・農家の子牛紛争。牧場の垣根を出た子牛がどちらの農家の子なのか。裁判まで行かずに終わった。
2件目・ハンカチが100消え、手伝いの女性を窃盗罪で通報した事件。結局奥さんの夫が何も言わずに持ち出していた。

その2件に苦笑いするジェスター。3件目の今回の内容は今までと全く違います。
城には監獄もありますが、今まで誰も入れたことがありません。

処罰方法とその軽重はジェスターの権限であり、マシューにどのような罰を下すかは、少し悩んで簡単に決定出来る事案です。

しかし、問題は…
ジェスターはもう一枚の申告書を取り出します。マシュー・ホールトンとクララの公式的な夫婦関係を整理するための離婚書類でした。

帝国民の家族や身分と関連した紛争に関しては、全て皇室を経なければならず、「双方の合意」がなければ公式的な離婚は不可能でジェスターの裁量ではありません。

それは、帝国法が国交である「オロバス教」の教訓に徹底的に基盤をおいているからでした。
オロバス教では、夫婦は魂の相棒であり、死後も共にすると信じられていました。

片方が死別で一人になっても書類上は「既婚者」であり、そのため、離婚書類を予め作成しておく貴族夫婦がかなり多いのが実情でした。

マシューに処罰を下す前に離婚の合意を得なければなりません。

申告書のとおりなら、悪人に違いないが素直に応じるかは疑問でした。
疲れた息を出すジェスター。

まず離婚の合意が先なので、マシューを優しくなだめてから処理してはどうでしょう、と慎重に助言するポール。
返事のないジェスター。

いくら考えても帝国法はダメでした。
かすかに、カシアの望みがポールの助言とは全く違うだろうと感じるジェスター。

【この領地をかっこよく治める指導者の姿がみたいです】

犯罪者に、かわいそうな妻を手放すようにと穏やかに頼む事のどこが、
格好良く領地を治める指導者の姿だろうか。

ジェスターは決心したかのように冷静な声で言います。
いいから、とりあえずこいつをすぐ捕まえてこい。

☆ジェスター!その通り…!!マシューをこてんぱんにやっちゃって!!!

☆全体の感想☆

地獄から抜け出す光をカシアに見たクララです。
カシアに任せれば大丈夫!クララが幸せになれますように。

そしてそのカシアは、今回ジェスターに一任するようですね〜!
まず離婚させなければ、婚姻関係が継続してしまうんですね。
帝国法…カシアに変えてほしい〜!それは壮大過ぎ?でも、クララ以外にも苦しんでいる人絶対いますよね!とか考えちゃってました。
信仰がからむと難しいかな…

カシアが、マシューに優しくして離婚に同意させることを望んでないだろうと感じるジェスター。カシアの望み分かってる…!!!
もう、立ち上がれないくらいに精神的にも肉体的にもやっちゃって欲しいですね!!!

読みいただきありがとうございました…!!

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