63話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

63話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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主人として

ちょうどクララについて話したいことがあったというポール。

何があったのかは知らないが、昨日退勤後午前0時頃に城を訪れ、伝令場に立ち寄って2週間ほど休むと伝えていったと。

まだ雇用から1週間も経たない下女が、理由も知らせず、執事である自分に知らせるでもなく、伝令場にだけ伝えて勝手に仕事を休むなんて…
グレゼに来てからはもちろん、皇室で働いていた時もこれほど無礼な使用人は見たことがない、というポールです。

いつもおとなしいポールは、かなり怒っているようです。
じっと話を聞くカシア。

雇用する時にしっかりそれぞれ1時間以上話をし、クララに期待していたポールですが、見る目がなかった自分にも腹を立てているというポール。
グレゼが弱小領地だから勝手に行動されたのかとも思い不愉快だと。
カシアがクララを気にしているのはわかるが、おそらく早めに解雇しなければならないと思う、と伝えます。

そうだね、あなたの考えはそうだね、とポールをねぎらうカシア。

カシアがダメと言えば従わざるを得ないが、冷静に考えてほしい、と。もしかしたら、カシアに可愛がってもらっていることで自分勝手なことをしているとなると不都合がある、と鼻息を荒くするポールです。

カシアは、自分の考えを整理します。
クララを誰よりもよく知っているカシアですが、たった1週間しか仕事を共にしていないポールの気持ちも十分に考慮するべきです。

ポールは、自分が今まで出会った使用人で一番立派だと言うカシア。
だから、無礼な人を選んだことにプライドが傷ついたかもしれない、と。
だけど、自分はポールよりもポールの目を信じている、と言うカシアです。
ポールが選んだクララが、本当に理由なく勝手に休むと言ったのだろうか、と。

どうしても言えない理由かもしれないクララを擁護するわけではなく、どんな使用人であれ、無条件に、ここに来る前にどんな事情かが気になる、とカシア。

使用人を扱う時は慎重じゃなければならない。
善を守ることも大事だが、両方の信頼と配慮が必要だと思う。
自分が先に彼らを理解し信頼してこそ、彼らも信頼を持って自分を補佐してくれるのでは無いか
、と。

使用人を従える主人の完璧なマインドに、唾液を飲み込むポール。

皇居で働いていた時もいろいろな性格の主人がいました。それぞれ忠誠心に差がでます。
今のカシアのような主人を迎える時は、誠心誠意仕えようという意欲がわきます。

グレゼは小さい領地で使用人も少ないが、それが悪いとは思わない、とカシア。
一人ひとりの名前を覚えておくことが出来る。何百人もいれば、それは思いもよらなかったことだ、と優しく笑います。

家族のような仲で過ごせることがどれほどありがたいか。ルベルノにいた時は出来なかったこと。使用人や領地民に耳を傾けられるのは、この小さなグレゼだから出来ること。

だから、寛大に考えたい、というカシア。
そして、クララをいい人だと思ったポールの目を無条件に信じている、と。
だから、自分が使用人を「働く人」と思わないように、ポールも管理している使用人に気を使って欲しい、と。

…はい、かしこまりました、と応えるポール。
カシアが気に入っていたクララの行動に久しぶりに怒っていたポールですが、落ち着いたカシアの言葉を聞いて、あまりにも過剰に興奮していたのではと恥ずかしく思います。

休暇を取ろうとする理由を知らなければ、とカシア。きっと何か事情があるだろうから、と。
伝令場ではなんと言っていったの?と問うカシア。

伝令場のスベンも怒っていた、とポール。マントを顔まで覆い、理由を聞いても答えもしなかったと。礼儀もなく、言うことだけ言って帰ってしまった…と。

その話に、目を細め歯ぎしりをするカシア。顔を見せなかったことが気になります。
前世と似たような状況にカシアは焦ります。

ポールの仕事は忙しい?と問うカシアに、
一度どういうことか調べてみましょう、と意図を理解するポール。
クララの家に行ってみます、と。

クララに会ったら、どんな事情でも心配しないで、明日私と城で話をしよう、と伝えるように頼むカシア。
ポールは頷きます。

ほっと胸をなでおろすカシアに、心の中で小さく微笑むポールでした。
カシアのような奥さまをお迎え出来たことは、本当に大きな祝福だと。

☆激怒する有能執事と、更に上をいく有能奥さまのやり取りでした♡

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傭兵の忠誠

ベルトルの部屋には、ベルトル、ジェスター、傭兵団ジャッカルの団員3名が集まっていました。

最大の話題は、ビチェに討伐に行った時、苦境に立たされ涙超えだったジェスターと子供をなだめるように彼を上手に扱ったカシアの話で、すでに20分も続いていました。

そんな中深刻そうな顔のジェスター。
【私をあまり好きにならないで下さい】
そんな事を言うなら、惚れるしか無いようにしないでほしいと思うジェスターです。

城の使用人たち、野蛮族、領地民、ハベルン子爵ドレイアンから、アクシオス伯爵ベルトルまで、多くの人がカシアを好ましく思っています。
しかも、ジャッカル出身の傭兵までが、カシアを称賛しています。

荒い傭兵団でも比較的穏やかな性格の、ジェスターの副官となったグレゴリー。
初給料をもらった彼は、妻と子供に外食させてあげてどれだけ褒められか、と感動しています。ポールに挨拶をしたら、感謝は奥さまに言うように言われた、と。

男爵夫人が君たちに気を使ってくれたんだね、というベルトルに、
話すには涙がでそうだ、とグレゴリー。

でも、それほど気遣ってくれると思わなかったから、自分には少し負担だった、と最も無愛想な性格のペドロが頬を掻きジェスターに付け加えます。

おい、帰る前に奥さんがポールと見送ってくれた時、お前いたのか?というグレゴリーの質問に、頷くペドロ。
妻を別で見たの?と、初耳のジェスターは問います。

給料をもらった翌日に、時間に合わせて息を切らして来てくれたとグレゴリー。
私はあの時決心した、と。
ああ、この方のために一生身を捧げて仕えるために、今まで生きて来たんだ。

目を輝かせて胸に手を置くグレゴリーを、興味深い目で見つめるジェスターとベルトルでした。

☆傭兵団数名が出てきました!カシア…天然の人たらし。笑

☆全体の感想☆

カシアがクララを気に入っていたこともあり、クララの行動が許せず激怒するポール。
そんなポールの言い分も大事にするカシアです。
どんどんと皆からの敬愛を集めていくカシア…。
回帰前の記憶があるからというのもそうですが、毎回その人の想いを大事にしているカシアだからこそ皆に好かれるんでしょうね!

そんなカシアは、なんといつの間にか傭兵団からの忠誠もゲットしていたようです…
傭兵団にカシアがどんな話をすれば、貴族嫌いの傭兵がここまでカシアを崇拝するのか気になります。笑
傭兵団の信頼を勝ち取れなかったベルトルが、またカシアに執着しそうで怖いですけどね…

次回が楽しみです♪

読みいただきありがとうございました…!!

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