ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆
「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。
!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。
62話 感想です☆
※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。
変化した関係
カシア、伯爵に会ってみてどうでした?と、胸に顔をうずめて表情を隠し問うジェスター。
やっぱり…カッコいい方だよね?と。
以前はベルトルを称賛するための言葉でしたが、今は違います。
私の好みではないですね、と彼が聞きたがっているような言葉を伝えるカシア。
…そう?、と目を合わせるジェスターの顔は明るくなります。
そんなジェスターを見て、北部の領主たちの間で生き残れるのか心配になるカシアです。
その言葉は嘘ではなく、回帰前のこともあり、すでにカシアに恨まれているベルトル。
当時幼い女主人に情婦の提案をし、数多くの軍隊を保有する軍人出身の恐ろしい北部の王。ジェスターが褒めてやまない戦友。もちろん、ジェスターだけがそう思っていましたが…
カシアは、その時の記憶があるので、ベルトルと関わるのが嫌でしたし、先日の帝国戦争でのジェスターの活躍を聞いたあとは、彼がもっと嫌になりました。
今後の領地戦に備え、話をしなればならないでしょうが、それすら嫌なほどです。
伯爵はいつお帰りになると言っていましたか?とカシア。
そうだね、もう少し滞在するようです。と、全く気乗りしないような表情のジェスター。
その表情に満面の笑みのカシアです。
なぜ笑われるのかわかると思うジェスター。
ベルトルを称賛していたのに、大したことでもないのに嫉妬して怒る自分の姿が滑稽なんだろう、と。それでも仕方ないと思うのでした。
私が、面倒になっても理解して下さい、とジェスター。
執着する自分の姿に飽きたらどうしようかと心配していたが、その心配をやめるつもりはないから、ただ理解を望むという意味のようです。
以前の夫婦関係とはあきらかに変わりました。
妻を好きで死ぬというジェスターもだが、彼が何をしても可愛く見える自分も重症だ、と。
それは、自分を大切なもののように抱きしめるジェスターと、そんなジェスターの頬を自然にいじっている自分の姿からもそうだと言えます。
わずか数ヶ月で自分からの好感を得たジェスターも凄いし、あれほど恨んでいたのに変わってしまった自分も凄い、と思うカシアです。
カシアは、ため息を付きました。
☆とにかくベルトルが嫌なカシア。それは当然ですよね〜。
好きにならないで
ため息を付くカシアに、なんで?なんで?と緊張した恐ろしい目で問うジェスターです。
ねぇ、と声をかけるカシア。
私をあまり好きにならないで下さい、と。
回帰後の二人の関係は良いものです。
しかし、その男爵夫妻のロマンスは終わりが予定されている悲劇的な小説のようなものでした。
27歳の冬、カシアは死ぬのです。先日大金を使って呼んだ医師でもわからない病気にかかって。
その事は淡々としているが、以前は妻が死んだことを軽く見過ごせただろう夫が、今世では妻なしでは生きられない人のように振る舞っています。
ジェスターの衝撃を和らげるためにも、適度に距離を置くべきかカシアは悩んでいました。
もちろん、全くそうは出来ませんが…。
どうしてそんな事を言うの?と、カシアの言葉にショックを受けたように止まっていたジェスターがやっと口を開きます。
いつ何が起こるかわからないでしょう、例えば、私が少しあなたより早く離れることになるかもしれないし、と。だから適度な情を…
死を避ける方法を一生懸命考えましたが、これと言った方法はなく、ラエルゴも「死んだ人を蘇らせるのは神の領域」と言っていました。
「死ぬ未来」は結局繰り返されるだろう、と100%確信しているカシアです。
あなたは、やっぱり自分から離れることを考えている、とジェスター。
もしかしたら、の話です。
そんなものはない、あなたが去る考えをしなければいいのに。
意思とは関係なくそのような事が起こることもあるでしょう。
そんなのどこにあるんだ。
真剣に泣きべそをかくジェスターが、子供時代のラエルのようで、笑いを堪えるのに苦労するカシア。やはり血は争えないのか、と。(笑)
私が、バカみたいにあなたが去るのをそのままにしておくと思いますか。
また歩きながらかなり恐ろしい声で言います。合わさる視線は、火の玉がちらつくようでした。
「愛情のこもった執着」を考えるカシア。家族にも前世の夫にもなかったもので、カシアは不慣れです。でも、この瞬間のジェスターの目に見える愛情、欲望、執着をみまもりながら、自分は無関心よりは「執着するほど愛している」とささやかれるのが好きなタイプのようだと考えます。
夫が、「好きじゃないように努力する」と答えていたら、すごく寂しかっただろう、と。
どうして自分はこんなに幼稚なんだろう、と思うカシア。
一方で、ジェスターが1人残った時、どれほどかわいそうか想像すると、一方では落ち込むカシアです。
少なくともそんな事は無いだろう。あなたの意思なしに、私のそばを去らなければならないことは。と力強く話すジェスター。
カシアはそれ以上話すことはなく、顔を赤くして首に回した腕に力を入れます。
執務室の前で、ジェスターは静かにつぶやきます。
私が努力します。君が去らないように、魂を売ってでも捕まえているよ。
あ、怖い、と思うカシア。
自分の死後、死んだ人を助けると騒いでしまそうで、心配になるのでした。
☆ここで魂と言う単語が…!!
見守る執事
そのまま執務室に入るジェスターは、驚くポールを尻目に、カシアをイスに降ろします。
足首が捻挫したから、カシアとの話が終わったら医者をよんで様子を見るようにとポールに伝えるジェスター。
心配するポールに、大丈夫と言うカシア。
ジェスターに、大丈夫だから早く行くように伝えます。
何でも無いことはないから、医者を呼んで…とジェスター。
そんな過保護に震えるジェスターに気付き、二人を交互に見るポールの表情が明るくなります。そんなポールに恥ずかしくなり、赤くなったカシアはジェスターをにらみました。
傭兵たちも待っているでしょう?アクシオス伯爵も。夕食の時にまた会いましょう、と。
…そうだ。と、気分が悪くなったジェスターはカシアの顔を見ながら後退し、ため息をついて出ていきました。
その姿を見て苦笑いするカシア。
この頃の主人が、自分が知っていた主人かわからないほどです、と微笑んで言うポール。
私も同じ考え、とカシアが同意します。
二番目の人生のジェスターは、優しくて口数も多く、あんなに甘える可愛さまで備えています。
ジェスターが出ていった執務室のドアを見つめていたことに気付き、咳払いするカシア。
気の利く執事は笑みを浮かべていました。
本題のクララの話を切り出すカシア。
クララが城に出ていないと聞いたけど、どうしたの?と。
その言葉に顔をしかめるポール。
普段表情管理を徹底しているポールのその表情に、カシアは驚くのでした…。
☆出来る執事ポール!大好き!笑
ベルトルの訪問をあんなに歓迎して、楽しみにしていたのに、今はもう気乗りしないジェスター。笑
いや、ほんとに誰も望んでないのに、いつまで居るんですかね。はよかえれ〜。
あれだけ粘着質に絡まれたら、前世の記憶がなくても会いたくなくなるでしょ…
とにかくベルトルに会いたくないカシアです。
自分が死んだ時のジェスターが可哀想で心配で、この関係に線をひこうとするカシア。
そんなカシアを、すでに追っかけるジェスター。笑
ジェスターみたいな執着忠犬わんこに、それは逆効果だよカシア…!
でも、カシアもまたちょっとワガママっぽいことを言って愛情を確かめている感じもあり…「執着するほど愛している」のがタイプなんて、まんまジェスターじゃないですか♡
そして、ここでジェスターの口から「魂」が出てくるとどきっとしますね…!
カシアが心配する「死んだ人を助ける」って当然騒ぐに決まってますしね…
執室に着いて、微笑ましい夫婦を見てニコニコするポール。
出来る執事大好きなんです。笑
次回はクララ回かな?楽しみです!
読みいただきありがとうございました…!!
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