61話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

61話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

スポンサーリンク

思いがけない場面

赤い目を折ってカシアを見つめるベルトル。

どこにそんなに急いでいるんですか?
執事に少し用事がありまして…それでは失礼…

身をかわしたカシアを再び塞いだベルトルが、眉間を狭くして言います。

夫人、もしかして昨日の私の発言に気分を害されましたか?と。

大丈夫です。高貴な伯爵様が、わざと言ったわけでも無いでしょうし。
昨日の昼食での話を堂々と出すベルトルに腹が立ち、皮肉るカシア。

気分の悪さをそのまま表した皮肉に、驚くベルトルは、声を出して笑います。
あはは…ああ、これは夫人は随分気分を害したようだ、謝ろう、と。

いいえ、そのようなことはありません。ご心配なく、とにっこり笑うカシアに、

心配にならないはずがない、夫人に恨まれたくないんです。許していただけますか?と、笑い続けるベルトル。

本当に大丈夫だから、許す事もない、ともう一度避けようとしたカシアをまたベルトルが塞いだ瞬間、足首がこじれて、足をくじいてしまうカシアです。

驚いたベルトルが、反射的にカシアの腰を支えます。
大丈夫?
は、離して…

その時。
カシアのように急ぎ足でどこかに向かっていたジェスターが、廊下を曲がって出てきました。
ベルトルの腕にギュッと抱かれたカシアと、ジェスターの視線がピッタリ合います。

悪い事をしたわけでもないのに、驚くカシア。平然と動けばおかしくなかったはずの絵が、びくびくとベルトルから抜け出そうとすることで更に疑わしく見えます。

ねぇ、あなた、とジェスターを呼ぶ声すら震えてしまうカシア。
立ち止まり、ぼうっとした表情で二人を見ているジェスター。
唯一慌てていないベルトルは、面白い、とジェスターを見てにっこり笑います。

男爵は、またそんなに急いでどこに行くつもりだったのかな?、と。
支えた事を最初に言わず、意図的に他の話をすることがおかしく感じます。
カシアは慌ててうろたえました。
あの、私がいま転びそうになって…

伯爵に会いに行くところでした、と近づいてくるジェスター。
ベルトルの前に出ると、手を伸ばしてカシアの腕を自分の背中に引っ張ります。
わざとベルトルの目から遮断するように二人の間を塞ぐジェスター。

ジャッカルの傭兵たちに会いたいと言っていたから、副官が首都に行ってきた。
帝国戦争の時の戦友を集めたので夕食前に対面の席を作ろうかと聞きに来た、
と。
それは久しぶりで光栄だ、と答えるベルトル。
では、部屋でお待ち下さい、とジェスター。

ところで男爵、と笑いをこらえきれない表情でジェスターに向き合うベルトル。
強健な軍人二人が向かい合い立ち、警戒するジェスターの表情もあって雰囲気も険悪に感じられる状況。
何をそれほど恐ろしい目で警戒するんですか?男爵夫人に私が干渉したと思って

目を細めるジェスター。ベルトルの表情を見ればバカでなければ、なにか意図が合ってカシアに干渉しているとわかります。

答えずに力を入れた赤褐色の瞳。過分な主人を守るために血眼になった犬の子なのか、普段と違う姿に驚くべきか、一度言い間違えれば殴り合いも辞さない勢いでした。

誤解しないで、そんなに怖い顔をすることじゃない。じゃあ、部屋で待ってる。
意外と素直に退くベルトルはさっと部屋へ向かいます。
その姿を小さくなるまで見守るジェスター。

☆ジェスターのこの怖い顔を漫画で見たい〜!!

スポンサーリンク

怒り

ねぇ、というカシアの呼ぶ声に、
吠える幻聴でも聞こえそうな獰猛な目つきが弱まります。

慌てて振り返ると、心配そうな顔をしているカシア。
伯爵とは廊下で会って、足を挫いてしまったから掴んでくれたんだ、と。昨日からいたずらされていたようですが、何の状況でもなかったんです。と。
心のなかで、アクシオス伯爵に数十回ため息をつくカシアです。

うん、そうだろう、と焦点のないジェスターの目。
もしかして怒りましたか?とため息を付くカシア。本当に何の状況でもなかったんです、と。

前世では自分に情婦の提案までしたベルトルを、そんなやつだとジェスターに訴えたいカシアですが、今世ではまったくなく、それは出来ません。唇を噛むカシアです。

いや、全然怒ってない。どうして?
表情が少し…
ああ、表情、うん、表情…と自分の顔を触るジェスター。

本当に大丈夫。どこに行こうとしていたの?
ポールに、クララが休暇を取ったことについて、具体的に話を聞きたくて。
ポールなら執務室にいるはずだから一緒に行こう、とジェスター。

大丈夫だから、アクシオス伯爵の方に行って下さい、とジェスターに歩み寄ろうとして、カシアは捻挫した足のために眉間を歪めます。
時間が経てば大丈夫、というカシアを抱き上げるジェスターです。

ちょっと、予告して!とバタバタしながら驚くカシア。
気を付けないと、執務室まで送ります。

そんなジェスターは、何気ないふりをしていますが、相変わらず変でどこかぼんやりした顔でした。
ベルトルが何をするのかとか、先程の光景などの雑念がいっぱいなんだろうとため息をつくカシア。

あの、あなた。とジェスターの首に優しく巻き付いて彼をよぶカシア。
ジェスターは突然立ち止まって視線をカシアに向けました。

嘘をついた。全然怒ってないって、嘘だよ。
君に怒ったわけではない。あなたが間違って足を挫いて、伯爵が助けてくれなければあなたはもっと転んでしまったかもしれないから…

レディが倒れているのを見ている紳士も居ないから、伯爵様に腹が立っているわけじゃない。
じゃあ、今怒ってないんじゃないかと言ったら、そうではなく、怒ってはいる。

一体どういう意味ですか?それは?
ごめん、口下手で…
とにかく怒っているということですか。気分をほぐして下さい、となだめるカシア。

ジェスターの幼馴染ビタの事を思い出すと、ジェスターの気持ちが十分理解出来るカシアです。そのような意図ではなかったのに、誤解を生じかねない状況が生きていれば生じかねないのではないか、と。ジェスターの頬を撫でるカシア。

ジェスターは首を振ります。

いや、カシア。少し深刻だと思う、と。
怒った気分が?うーん、足を滑らせた私のせい…
いや、どうしてあなたのせいなの?!
それでは、どうしたらあなたの気分が良くなりますか?
私の気持ちの問題ではありません!

じゃあ、何!

誰の過ちでもないのに、伯爵の手があなたの身体に触れていたことに腹がたった、というジェスター。
自分は今狂ったような状態です。それがどんな状況であれ、今後どんな状況であれ、あなたに他の人が触れているのを目撃したらこのような状態になると思います。
これはかなり深刻なことです。

自分の心理を分析するかのように深い表情でうなずくジェスター。
何故か君に…病気になった人のように執着するようになるみたい。と。

泣きべそをかいた顔がカシアの胸にゆっくりと抱かれます。ふらふらした動きが哀れです。
もし君が、こんな私に飽きたり疲れて去りたがるようになったらどうしよう。

この男は何を言っているんだろう。荒唐無稽な心配をするジェスターでした…

☆カシアが絡むとポンコツすぎて可愛い…

☆全体の感想☆

ベルトル…本当にしつこい…。
そんなベルトルのせいで、転びそうになり足をくじくカシア。
そんなカシアを支えるベルトル。そのシーンを見てしまったジェスター。

あんなにアクシオス伯爵に対して尻尾を振っていたジェスターが、カシアを守りべルトルを威嚇してる顔を漫画で見てくて仕方ないです…

そんなジェスターを元に戻そうとするカシア。
ジェスターには優しく甘えれば一発だって分かってますよね。笑
首に抱きついたりほっぺ撫でたり♡

もやもやしているジェスターを、ビタの時の自分と重ねて理解できると思っているカシア…!!自分ではそう思ってなくても、そう見られちゃうってことはあるんだよね、って考えてますよね。前世のジェスターの疑惑も晴らしてあげてほしい…!

ジェスターは今狂っている状態って言ってますけど、毎回カシアのことになると狂ってますよね。笑
ジェスターの気持ちも大きくなるにつれて、執着心は大きくなっているようですね。結局、離れられない、離れたらどうしようという不安に繋がり。

もうそろそろ、絶対離さないから覚悟しろくらいに言って欲しい。笑

読みいただきありがとうございました…!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました