59話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

59話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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アクシオスの女主人

実は君はグレゼ男爵ではなく、私の妻になるべきだったんだ、とベルトル。

眉をひそめるカシア。
え?と問い返すジェスター。

皇帝陛下が私に先に、アクシオスの女主人にはルベルノ伯爵令嬢がふさわしいと、話を切り出していた、とゆっくりジェスターを見るベルトル。

ジェスターだけではなく、カシアも初めて聞く話に戸惑います。
考えてみれば、南部の中心とも言えるルベルノ伯爵の娘が田舎の領地に嫁ぐというのも変な話でした。
グレゼに嫁げという皇帝の勅書の以前に、父が皇帝と長く書信を交わしていたという記憶を掘り起こすカシア。それがベルトルとの婚姻を念頭においた連絡だったのかもしれない、と。

美しいという噂のカシアに、その時は興味がなかったというベルトル。顔が美しい女性は警戒しなければという考えなので、と。

その考えに変わりがあるわけではないが、夫人が私の妻になっていたら私は領主の義務は全て捨て、一日中城に閉じこもっていたかもしれない、と楽しそうなベルトル。
ワインを手に取る彼の執拗な視線は、ひたすらカシアに突き刺さっていました。

初めて聞く話です。もう私はグレゼの妻なので、今は何の意味も無い話ですね、とカシア。
ははは…本当に残念な話だ、とベルトル。

この狂ったやつはどうしたんだ?何も変わってない。度を超えて突き刺すベルトルの発言に下品な本音がでるカシア。

顔だけが美しい女性ではないと事前に知っていたら、陛下に感謝すると百回頭を下げてあなたをアクシオスに呼び入れたはずなのに。
伯爵様。慌てて言葉を切るカシア。
悪い意図ではないと思いますが、男爵が聞くには少し気まずくて恥ずかしい話です、と。

そう?軽率だったかな。機嫌を損ねたら謝ろう。
カシアから咎める言葉を待っていたかのように謝罪し、ジェスターを、見るベルトル。
やはりショックを受けたジェスターの瞳孔は揺れています。

これは非常にショックを受けたようで申し訳ない。男爵も気付かなかったのか?
いくら男爵の戦功が素晴らしくともルベルノ家との結びつきは乖離が大きいのではないか。

歯を食いしばるカシア。意図して投げた言葉であることがあきらかです。
その意図通り衝撃から抜け出せないジェスター。

グレゼでなくアクシオスの妻になるはずだったカシア。その婚姻を推進した皇帝。
その絵は完璧で疑うまでもなく明白です。

1日25回は自分に似合わない妻に感謝する、小市民マインドのジェスターが中から凄絶に崩れるのは本当に一瞬でした。

☆ほんっとに、どうしようもない男ですね!!!!ねちっこい!

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ただ、君だから

ねぇ、あなた、あなた!
ベルトルの爆弾発言後、静寂そのものの昼食が終わり、先に食堂を出た二人を急いで追いかけるカシアは、カメのように一歩ずつ歩むジェスターの腕をやっとつかみます。

振り返ったジェスターの顔に驚くカシア。
瞳孔がない!この男の精神は粉々になったに違いない!(つい笑っちゃう笑)
精一杯頑張っていたジェスターの自尊心を踏みにじったベルトルに、おかしくなりそうなカシア。

もう意味のない言葉です、わかりますね?しっかりして下さい!
頬を両手でつかんでも依然からっぽの瞳孔。

…当然の事だ、どうして今まで考えられなかったのか…君を私に送る理由が当然ない。

粉々に砕けた。ジェスターの精神が、粉になって、もしかしたら風にのって領地の外にまで飛んでいくかもしれないと思うカシア。(笑)

魂の抜けた人のように「当然…」とつぶやくジェスターの首を引っ張るカシア。
ぶっきらぼうに触れ合う唇。
突拍子もないその刺激に、ジェスターの目が驚いた色を帯びます。

5秒ほどくっついた唇が離れると、食事の席での衝撃は全て忘れたジェスター(!笑)

私は本当に幸いだと思っていますもしアクシオス伯爵が皇帝の命にうなずいていたら、今頃アクシオスにいたはずなんて、想像だけでゾッとします、とカシア。

ここより百倍、いや、千倍はいい場所だよ?行ったことが無いからわからない?とジェスター。
千倍良ければ何をするんですか?あなたの妻でなく、伯爵の妻として暮らさなければならないじゃないですか。ここに来れて本当に幸いです、とカシア。

私は、伯爵よりあなたが百倍、いや、千倍もっと好きです。

乾いていたジェスターの喉がうるおいます。
これは夢だろうといつも思います。夢なら永遠にさめなければいい。

なぜ反応がないの?と恥ずかしそうなカシアを見ていると、胸が張り裂けそうなジェスター。

そうだ、皇帝がカシアを誰に送ろうとしたとしても、それに何の関係があるのか?
どうせ今、彼女はグレゼの女主人となり、自分の妻になったのに。
それに、天使のような妻はいつも、グレゼと足りない夫にとても満足していると言ってくれている。
見えない鼻息が吹き出るような気分でした。

一瞬にして意識を回復したジェスターはカシアの身体を抱きしめます。
慌てるカシアの胸の下に顔をうずめ深く息をすうと、慣れた香りが鼻先にしみこみました。

そんなジェスターの、ともすると崩れる自尊心と劣等感がもどかしいが、生きてきた環境が違う事を考えると、今は少し可哀想に感じられたカシア。なだめるのは、毎回大変だ、と思いつつ、胸にすっぽりと入ったジェスターの頭を抱きしめます。

もっと頑張る。
今も頑張ってるのに…
もっともっと、もっと頑張る。そばにだけいて下さい。
わかりました、どこにも行きません。


10年後に死ぬ予定だが、とふと考えるカシアです。
ジェスターとの感情を深め続けるべきか、予め線を引いておくかは最近の最大の悩みでした。

本当に、どこにも行かないで。約束したから、私も諦められない、とジェスター。
どこかに消えれば、最後までついていって捕まえるでしょう。
すまないが、私はもう君無しでは生きていけない、と。

頬が赤くなるカシア。

あなたがいなかった時、この城でどうやって1人で過ごしたか理解できない
1日がもったいないって出征してたんだから、時間は早く過ぎたんじゃないの?

そうだったけど…伯爵が言ったことは間違った部分が一つもない、とジェスター。
あなたのような女性を妻として迎えれば、一日中城に閉じこもっているだろうって、私がそれを切実に感じているよ、と。

美貌の素晴らしい女性を〜という荒唐無稽なベルトルの発言に共感するという意味の話に、カシアが顔をしかめる前に、

あなたの美しさのせいではなくて。
ただ、君だから。

ジェスターの一度も見たこともないような熱い目つきに一度も見たことがない感情が見え驚くカシア。

「ただ、君だから」言葉で表現できない多くの理由にぴったりな表現だと思うジェスターです。

自分勝手だけど理解してほしい、と伝えます。
私は、もう本当にあなたを離せない。

深い愛、それとも執着、その間の精製されていない感情とも言うべきか。
いつも優しいジェスターの恐ろしく燃え上がる目を、それほど負担に感じないカシアでした。

☆…!!(言葉が…でないっ!!!)

☆全体の感想☆

え、なんか逆にありがとうベルトル…笑
アランとエステラの時もそうでしたが、二人の仲をどうこうしようとすると、逆に深まるというね…!ほんと良いもの見せてもらいました。涙

今まで、なんであんなに貴族に尻尾振って〜とイライラしていたカシアですが、生きてきた環境が違うことを考えたら、少し可哀想、とジェスターを抱きしめてくれました。
そうだよね、価値観も何もかも違うに決まっていますしね〜。
貴族として領地をもらっても、ちょっとそっとで変えるのは難しいですよね。
でも、ジェスターもちょっとずつ変わっていると思うので(主にカシア絡みで)
すもも的にはそのうち、ベルトルを思いっきり足蹴にするぐらいのシーンが見たいです。

ジェスターは自分の気持をただストレートに伝えてるだけなんですけど、熱い熱い愛の告白みたいなその感情に、カシアが次回どう向き合うのか…楽しみしか無い!!
ジェスターは文字通り、カシアを地獄でもどこにでも追いかけてきそう☆
そんな執着大好きです。笑

読みいただきありがとうございました…!!

コメント

  1. sieben より:

    更新有難うございます!なんかもう色々心に刺さり過ぎて言葉になりません…‼️😭✨ちょっと頭冷やしてからとも思いましたが、いつになるか分からないので、、興奮状態のままの叫びのみにて失礼致しました!

    • sumomo-chan より:

      コメントありがとうございます🍀
      わかります〜〜〜‼️😭なんかこう、喉になにか詰まって、胸が苦しい感じで、ぐわーーーってなってます。笑
      私も更新と一緒にちょっとずつ読んでいるので、次回が楽しみすぎてます!💕

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