ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆
「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。
!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。
57話 感想です☆
※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。
傭兵団ジャッカル
帝国戦争後、ビチェでの短い出会いを除けば2年ぶりのアクシオス伯爵ベルトルとの再会に、嬉しさを隠せないジェスター。
ベルトルを部屋へ案内するため、うろうろしていました。
招待の手紙の返事が遅かったですが、忙しかったようですね、と言うベルトルに
ビチェから帰った後に南部に行っていた、と謝るジェスター。
妻が行きたいと言ったので、と笑うジェスターに驚くベルトル。彼が知っているジェスターとは少し違う姿です。
妻を人質に取られ、ビチェ子爵に怒りの表情をしていたときから予想していたことです。
見た目や出身がなくともひと目で人を引き止める謎の魅力がある女性。
危機を機会に変え、グレゼに軍隊まで連れてきた女性。
今、自分が理由なくグレゼに来ているのも彼女のためで、カシアの事をもう少し知りたいベルトル。
野良犬をこんな性格にしたのを見ると、驚くべき女性だろう、と思うベルトル。
初めて出会った時ジェスターは、首都で最も有名な平民出身の傭兵団「ジャッカル」に所属する傭兵だった。
騎士にも勝つ実力のある者も所属するジャッカルだが、貴族嫌悪感が強く統制出来ない集団だった。
その勢力が大きくなるにつれ、多くの首都貴族が苦労した。
(首都貴族・遠い領地を家臣に任せ、皇居で働く貴族。兵は遠い領地にいるので、兵力が必要な時は傭兵を頼るしかない)
首都貴族の護衛や首都でのクーデター鎮圧などに投入されたジャッカルは、貴族に礼儀をわきまえることもなく、毎日貴族と摩擦を起こしていた。
あまりに指示に従わないため、帝国戦争を控え、ジャッカルの兵力は除外された。
伯爵様?とジェスターに声をかけられ、
男爵と初めて会った時の事を考えていたと話すベルトル。
部屋に入ってから話を続けようか、と、かなり気を使って用意されたであろう部屋に入り、アームチェアーにもたれて座ります。
ジェスターに顎を向けると、すぐに腰をまっすぐにしてイスに座るジェスター。
それを見てベルトルはにっこりと笑うのでした。
☆嬉しくて仕方ないジェスター。カシア以外に尻尾ふらないで〜泣
断った褒章の価値
帝国戦争を控えて、アクシオスの兵力が首都に派遣され、軍の士気を高めるために訪れた居酒屋で傭兵団ジャッカルに出くわしたベルトル。2つの兵が騒動を起こす前に収まったのはジェスターのおかげだった。
ジャッカルの傭兵たちはなぜかジェスターを親分のように従っていたので、彼を抱き込めばジャッカルの兵力を帝国軍に含めることが出来る、この出会いは天運だと考えたベルトル。
統制できない傭兵団は結局帝国戦争の立役者になった。
ジェスターに爵位を下したのは、ベルトルの影響が大きかった。
自分たちの頭に十分な褒美がなければ傭兵たちの恨みは大きかったはずなので、必ず払わなければならなかった。
貧しい領地と力のない爵位だが、ジェスターにとっては恩恵だった。
安い値段で簡単にこき使えたから、確かにコスパのいい取引だったと考えるベルトル。
しかし、ルベルノ伯爵令嬢はあきらかに彼には過分な褒賞でした。
皇帝シモン12世は彼女をアクシオスに送る予定だったが、その褒章を断ったベルトル。
アクシオスの女主人の座は慎重に選ぶつもりだったし、ふさわしい者がなければ永遠に空いていてもかまわないと思っていました。
結局平民傭兵出身の妻になってしまったカシア・ルベルノが、これほど興味を刺激する女性だと知っていれば…と考えるベルトルでした。
☆コスパって…本当に駒としか考えてませんね。
人材
皇室で面白い話を聞いた。特許権を申請したようだが、事業を準備しているの?とベルトル。
妻が、貴族を対象にかつら事業を始めるそうです。実は知っていることが少ないので、食事のときにでも妻と話をしてみて下さい、とジェスター。
目が明るい方ではないが、かなり成功する事業じゃないか?というベルトル。
そうですか、妻が聞けば喜びます、と笑うジェスターに、
もったいない、と唇を噛むベルトル。考えれば考えるほど惜しい、と。
ベルトルは使い勝手の良い「人材」が、発展の見込みのない領地よりも、アクシオスのようなところで光を放てるということを知っていました。
愚かに貴族たちに頭を下げ、自尊心もなく戦場を転がる野良犬を。神様が気の毒に思って居たのか、と鼻先で笑うベルトル。
そろそろ食事が用意されるので食堂に行きましょう、とジェスター。
行けばそのすごい男爵夫人を見ることが出来るね、とベルトル。
ジェスターをじっとみるベルトル。いつものように言うことをよく聞く犬を見下ろすような目つきで。
あの時ちらっと見ただけなのに…随分頭の中でちらついていたよ、と。
…はい?
一拍子遅れて聞き返すジェスター。視線を避けない姿が意外だと思うベルトル。
彼はベルトルの目つきをそのまま打ち返し、どういう意味なのかちゃんと聞かなければならないようでした。
誤解しそうな言葉だった、夫人の美貌が噂通りだったので何度か思い浮かんだという意味だ、意図はないから心配しないで、と謝り、一歩後退するベルトル。
はい。
ジェスターの表情は、その言葉もあまり気に入らなかったのか依然無表情でした。
ビチェでも感じたが、意外とプライドがあるようだと思うベルトル。
他では中途半端な男が、妻の話には敏感だと。理解できなくはないが、と。
食堂に向かう間、会話のない二人。
「意図はない」という言葉から意図を考えるジェスターと、そんな彼を心の中であざ笑うのに夢中なベルトル。
食堂に到着すると、執事のポールや料理長、数人の給仕が緊張で固まり、待っていました。
アクシオス伯爵様、と立ち上がり、ベルトルに向かって礼をする平然とした表情のカシア。
ベルトルの鋭い視線が寄り添います。
先日は余裕がなくきちんとご挨拶も出来ませんでしたが、このように伯爵様をもてなすことができ光栄です。カシア・グレゼです。とにっこり笑うカシア。
ちくしょう、という過激な悪口を飲み込むベルトル。
単なる興味だと思っていた予想が外れたから。
ユニスを手に入れたかった時も、ジェスターを抱き込みたかった時も…その時に強く感じた感情を、カシアにも感じたベルトル。
困ったことになった、と。
他人の妻を貪る、貴族らしくない浅薄な欲望に火がつくとは思わなかったのに。
☆もうほんとやめて〜〜〜〜〜
今回はずっとベルトル回でした。涙
ジェスターをただの犬として見下し、カシアはジェスターにはもったいない、と考えています。ただ、カシアのことだって駒としか考えてないですよね〜。
それがどれだけ価値のある駒か。価値があればあるほど手に入れたくなるベルトル。
ジェスターは相変わらず、アクシオス伯爵大好きで、おいおいって思いますが、
カシアの話になると、ベルトルにもひるまない姿はカッコいいです!!
この三人での食事って、どうなるのか嫌な感じしかしませんが…
カシア、ジェスターを守ってあげて。涙(そっちかって感じですが笑)
読みいただきありがとうございました…!!
コメント
更新有難うございます!カシアが、ビタとは何もなかったんじゃないかと思い始めたり、甘えてみたりの、良い雰囲気にもう少し浸りたかったのに…ベルトルがやってきてすっかり不穏で嫌な感じに💦
ジェスターが帝国戦争に参加した経緯が明らかに。確かにベルトルのお陰で戦線に加われた面はあるけれど、機会を掴んで用兵の才を発揮したのはジェスター自身。ベルトルは自分にとって有用な駒だから引き入れただけだし、過大に感謝する必要もなし。カシアに対するベルトルの下心しかない態度を見て、ベルトルへの盲信から目覚めてくれればと願ってます。
ほんと、カシアには是非とも中身子犬なジェスターを守ってあげて欲しいですよね😂
またの更新を楽しみにお待ちしています!
コメントありがとうございます✨
そうなんです!ベルトルがいるだけでハラハラしてしまって😭甘くなってきた二人の良い雰囲気をもう少し堪能したかったです。
ベルトルはカシアを手に入れようと色々画策していくでしょうからね…!それを見て早く目を覚まして欲しいですね💥
カシアの詐欺師並みの話術で、ベルトルの化けの皮を剥いでくれることを期待しています!笑