36話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

36話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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感謝

もう一回、してもいい?

一度が二度になり、三度になりやすいということは知っていたカシア。
裸になってジェスターに抱かれたカシアは、「夫婦関係」と言うより「繁殖活動」とでも表したほうが良さそうな回帰前の事を思うと、今のほうがそれほど悪くないと合理化するカシアでした。

ジェスターはカシアの肩を抱きしめて胸にしまい、1秒に1度ずつはんこを押すように頬にキスを落とします。痒くて目をしかめるカシア。

あまりにも嬉しくてたまらず長いため息をはくジェスター。
奥さん、と呼ぶと返事をしてくれるカシアに、
この瞬間自分より幸せな男がいるなら出てこい!!と思います。

神だけでなく、アクシオス伯爵にも帝国皇帝にも、感謝を。
ありがとうございます、ありがとうございます…

何がですか?とカシア。
考えだけでなく口に出てしまっていたジェスターは首を横に振ります。

カシアの顔に罪悪感を感じるジェスター。
自分には感謝すべきことだが、貧しい田舎の領地に嫁いできた妻にとってはどんなにもどかしいことだろうか。
嬉しいと心で叫んでいた自分を恥じるジェスターでした。

自分は麦パンを噛んでもカシアにはあらゆる山海の珍味を上げないと。
自分は凍っても妻には暖かい高価な服を買ってあげよう。
良くしてあげないと、と思うジェスター。

そのためにはお金が必要だ…

幸せな時間を過ごしていたジェスターは、ルベルノ伯爵へのカシアの手紙を思い出し気分が悪くなるのでした…

☆ありがとうって言っちゃうジェスター、可愛い。笑

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ルベルノへの手紙

伯爵に書いた手紙は送ってはダメです。私が一生懸命働いてあなたの水準に合わせられるようにします、というジェスター。
またその話?気にするなって言っているのに、というカシアに、
自分がどれほど情けないか、と言うジェスター。

父は別に考えていないだろうし、私が苦しい生活をするよりも率直に助けを求めたほうが好ましくおもうと思います、と返すカシア。
領地が貧しいのはあなたのせいではないし、と。

本当に、心配しなくて大丈夫です。
むしろあなたが稼いでくるとお城を開ければ…

カシアは一度言葉を止めます。何も考えず言おうとした言葉に、急に恥ずかしさを感じたのでした。

開ければ?というジェスターを見つめ、素直になることにしたカシア。
前世で素直で果敢でなかったことを内心後悔しているのでした。

私はちょっと寂しいと思います。
一度出征すれば早く帰れるわけでも無いし、いない城で1人でいるのは…


ジェスターは突然カシアを強く抱きしめます。
頭が固い胸にあたり、痛いです!と言うカシア。

ジェスターはごめん、と謝ります。
1人にしないよ、絶対に寂しくさせない。
むしろ僕が残念だし…でもお金を稼ぐには出かけないと行けなくて…


ジェスターの胸を押しのけて目を合わせるカシア。
彼はまるで欲しかった贈り物をもらった子供のようにワクワクして見えました。

今は助けが必要でしょう。その次からは私達で頑張りましょう。
かつら事業も可能性があるし、ラカン族も訓練させればいつかは我が領地が北部で一番のお金持ちになりますよ、というカシア。


前世でのビチェ領がそうだったように…

にっこりするカシア。

そのきれいな笑いに、思わずコクリとうなずくジェスターでした。

きっとうまくいくでしょう。自分とジェスターをその言葉でなだめるカシアです。

ルベルノ伯爵はそれほど良い父ではなかったが、子供にそっぽを向くような人ではないと、それだけは確信出来るカシア。

ジェスターの胸にもたれ、睡魔の中で父を思い浮かべるカシア。

グレゼで暮らすのは父のせいではなかったが、父が憎かったカシア。
離れたところに送り、次女の結婚相手探しに追われ一度も優しい連絡を送ってこなかった。
魔力石戦争でジェスターをこき使ったことも憎かったカシアです。(これ根に持ってますよね〜)

しかしよく考えれば定期的に元気かと連絡をくれ、援軍要請の手紙では娘にまで助けを求めなければならないことに申し訳無さと恥ずかしさがにじみ出ていました

10年忙しく、実家に帰らなかったのも問題だったかも知れないと思うカシアです。
自分だけ苦労し、自分だけ大変だったわけでも無いのに…と。

☆ルベルノへの支援のお願いの手紙は出すことになったようですね。

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ルベルノへ

あの、あなた。
カシアを盗み見るのに精一杯のジェスターを見上げます。

ルベルノに行ってもいいですか?

だめだ!
断固たる返事に驚くカシア。

座ったジェスターはショックを受けた顔でカシアを見下ろし唇を震わせます。
約束したでしょう!私を捨てていかないって!

ああ、と馬の上で聞いた言葉を思い出すカシア。

カシア、私が悪かった。バカみたいに振る舞ったことは認める。
これからは君の言うことをよく聞いて頑張る。
だから、捨てないで下さい。
自分が不細工なのは知ってるけど、予告もなしに消えないでほしい。

急に何を言ってるの?突拍子もない話ですね。というカシア。

約束して、早く約束して下さい。

そうですね。
何も言わずに行くのでなければいい。話して行けばいいと思うカシア。
子供を産んで派手な生活を楽しむ計画は相変わらず変わっていないからです。

誤解しています。一度行ってもいいかって聞いたんです。落ち着いて、というカシア。
まさか結婚2ヶ月で実家に逃げません、と。

カシアはどっと笑い出します。
その姿を見て、本当に誤解していたようだ、と再び横になったジェスターが布団に入り込み、カシアにピッタリ寄り添いました。カシアの手を握ります。

それなら、一緒に行こう。あなたを1人で南部に行かせられません。
というジェスターに、
途中で逃げようと心配しているのではないでしょう?というカシア。

そのとおりだ!
真剣な表情でストレートに言うジェスター。
そんな彼を見て、元々そういう性格だったのを知らなかったのか、変わったのか、前世とは確かに違う、と思うカシア。

自分を好きになってくれる。まるでひよこが親鳥に執着するように。
しかしその変化が嫌いではないカシア。
前世でも今世でも愛を望んでいなかったのに、実際こうなるとどうしてソワソワしときめくのだろう。

そうしましょう、一緒に行きましょう、というカシア。
ジェスターの胸に潜り込んで考えるカシア。

もしかしてこの新しい10年は、遊んで暮らし、苦労の多かった人生を補償してもらえという意味ではないのかも知れないと。ボタンの掛け違いを戻し、書かれた文字を消して上から書くように。
なんとなく期待感を抱くカシアでした。

グレゼへ行って一度も見ていない家族を再び愛するようになるかも知れない。
そんな期待。

いい夢を、奥さん。
大切に撫でる手のせいか、気持ちのいい夢を見た気がするカシアでした…

☆逃げられちゃうんじゃないかと心底心配なジェスターです。笑

☆全体の感想☆

ルベルノへ支援要請をすることが正式に決まり、二人でルベルノへ行くことになりました。
今回はジェスターもカシアも少し素直になることが出来ましたね〜!

このまま素直になれば、すぐハッピーエンドって感じですが、どうなんでしょう。笑

それにしても、ひよこが親鳥に執着するように…笑
カシアは無意識にジェスターのこと子供に見てるような気がします。(ラエルのこともあるからでしょうか)

次回もまた楽しみです。

お読みいただきありがとうございました…!!

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