34話 あなた!私、ストライキします【原作小説】

ピッコマで公開中のマンガ「あなた!私、ストライキします」の韓国版原作小説を読んだ感想です。
とても素敵な作品ですのでぜひピッコマで絵付きで御覧ください☆

「あなた!私、ストライキします」韓国版はkakao pageで読むことができます。

!!ネタバレがありますので、ご注意下さい!!
※韓国語を翻訳しながら読んだので、誤りがある場合もあります。ご了承下さい。

34話 感想です☆

※すももの感想です☆解釈違いもあるかも知れませんので、よろしくお願いいたします。

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北部の評判を

出征して半日も経たないのに帰ってきた援軍達。
バルナン子爵が激怒しながら部屋のドアを蹴破るように入ります。

出征の姿そのままに戻った援軍たちを見て、何故か野蛮族に会えなかったのだろうと推測するビチェ子爵。

バルナン子爵、そして最も恐れるべき北部の代表アクシオス伯爵をみて震えるビチェ子爵と執事。

野蛮族が民家を侵略したというのは事実で根拠ある話なのか。被害者がいるなら連れてこい!と怒るバルナン子爵。

部族は穏やかで、住むところを探していると言っていた、と穏やかなアクシオス伯爵。
神経質に黒髪を薙ぎ払い、アームチェアにどっぷり座ります。
ビチェ子爵より10歳も若いが、気迫は若者のそれではないアクシオス伯爵。
捨て値でグレゼ男爵を討伐隊として差し向けただけでなく、グレゼ男爵夫人を人質に差し出したなんて…

息をのむビチェ子爵。

シモン帝国領主の美徳を知っているか。とバルナン子爵が怒ります。
裕福で住みやすい国というイメージが強いシモン帝国。
皇室では、各地方領主に寛大さを要求していました。行き場のない外国人を受け入れ、領主は嫌だとしても礼儀上寛大に振る舞うようにと。

その教えに従うことは、貴族の美徳。外国人を殺したり追い出したという事実が知られるだけでも貴族のイメージに大打撃でした。

今回の件が、南部出身のグレゼ男爵夫人のよって実家のルベルノ領に知られれば、ビチェ領だけではなく、北部全体の恥となります。

グレゼで代わりに野蛮族を受け入れると、男爵夫人が恥を知れと言っていた!
露骨に言われなくとも、プライドの高いバルナン子爵にはそう聞こえたも同然でした。

バルナン子爵の言葉に再びカシアを思い浮かべたアクシオス伯爵、ベルトルはにっこり笑います。(怖!)

ビチェ子爵は、何が起こったかを知り、顔が青くなります。
自分の悪事が明るみに出て、予想した様々な状況で最悪のケースでした。

命が惜しいからとなぜそんな事をしたのか、生きて帰ると思わなかったらしいな。
これからルベルノ伯爵にありのままを伝えるだろう、
北部の奴らは皆利己的で卑劣な、野蛮人より劣るものだと!
ビチェ子爵の弁解も遮り、まくしたてるバルナン子爵。

これからバルナンは、ビチェと交流することは無いので、そうして下さい!
息巻き、後ろも振り返らずに立ち去るバルナン子爵。

☆とにかく怒り狂うバルナンさん。笑

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アクシオス伯爵夫人

追いかけようとしたビチェ子爵は、今だ席に座るベルトルの顔色を伺います。

グレゼ男爵夫人は…今年で17だったのか。つぶやくベルトル。

人質に取られ、生き残り。野蛮族と対話を試み。
男爵夫人でなければだれがそのように状況を整理しただろうか。
命が左右される状況で野蛮族の軍隊まで作って帰省したとは、すごくないですか?


グレゼ男爵にはかなりのご褒美でしたね、と。

カシアを褒め、ビチェ子爵に尋ねるベルトル。
慌ててうなずくビチェ子爵。

…あの時断らなければ、私のものになっていたかも、と思うベルトル。
アクシオス領にもまだ夫人はおらず、皇帝はかなり昔からベルトルと南部の大富豪ルベルノとの結合を取り持っていました。
南部貴族が好きではなく、年齢差も10歳以上あったことから、繰り返しの提案は帝国戦争後にはっきりと拒絶したベルトル。

「黒い獅子」と呼ばれるベルトル・アクシオスはその提案を断ったことを内心残念に思いました。

ルベルノ伯爵令嬢は、かなり美しく利口に育ち、グレゼの夫人にはもったいない女性。
もちろん、「赤い犬」ジェスター・グレゼにも全然似合わない。

そうでしょう、自分も同じ考えです、とつぶやいた子爵はいつの間にか無関心になった視線にビクリと震えます。
ベルトルは体を起こし、去ろうとしますが、慌てて腕をつかむビチェ子爵。

釈明しようとしますが、自分を見下すベルトルに言葉をつまらせます。
まるで汚い虫を見るような…
ベルトルは、ビチェ子爵の腕が力なく落ちるやいなや、後ろも振り向かず部屋を出るのでした…

☆自分で断ってたくせに、都合良すぎだよ…!!

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1枚の手紙

グレゼに戻り、真っ先にかつら事業のジェイムスを城に招待することにしたカシア。

ビチェ子爵から、かつら事業を横取りしたようで罪悪感を持っていたカシアですが、今回のことで気が楽になったカシアです。

ある意味ですべてうまくいったと考えます。
兵力も構築でき、かつら事業も早く進行させる契機になりました。

しかし…
お金がない。

野蛮族を受け入れたことは幸いなことだが、当然負担になるし、かつら事業もまだ準備段階で成功するまでにはもっとお金が必要でした。

実は野蛮族を受け入れる時に、始めから父であるルベルノ伯爵に援助を頼もうと思っていたカシア。今の彼女に他に方法はありませんでした。

少し悩み、ルベルノ伯爵に手紙を書くカシア。
何度も悩み、ようやく1枚を書いた時。ジェスターがカシアの部屋に来たのもそのときでした。

入室許可の言葉に素早くドアが開きジェスターが入ります。

疲れているのに、寝ないの?
疲れてるのを知ってるのに、どうして来たんですか?

枕まで持って自分の居場所を作ろうとするかのようなジェスターに笑い出すカシア。

ベッドに向かうカシア。横になろうとしたが、椅子に座るジェスター。
不純な意図ではなく、きれいな妻の顔を見て眠りたいだけ、と内心合理化してうなずきます。

寝ないの?早く来てください。
笑顔のカシアに赤くなるジェスターは、テーブルの上の手紙に気が付きます。

お父様、娘のカシアです。

領地についてからの手紙が遅くなり申し訳ありません。
お元気ですか?
初めての手紙で申し訳ないのですが、お金を少し貸していただけますか?
領地民が増えているのに、領地事情があまり良くありません。

持参金も沢山準備してくださったのに、申し訳ありません。

そしてくれぐれもお元気でいて下さい。
健康を失うと、全部失うのと同じことです。

会いたいです、お父様。

グレゼより、シア

あなた、ちょっと待って、見ないで。
慌てて立ち上がるカシアですが、隠すには遅かったようです。

手紙を読み上げたジェスターの表情は、雨に振られた子犬のようでした…

☆子犬ジェスター!!自分の寝床を作るように枕持ってくるのも可愛い。笑

☆全体の感想☆

自分たちの評判まで危険に晒した、貴族の風上にもおけないビチェ子爵にだいぶお怒りの貴族のお二人。
こうなると、ビチェ子爵は終わりですね〜…ケチるあまりにすべてを失うわけですね。

ベルトルのような執着キャラは、個人的には嫌いじゃないんですが…好かれてないのに10歳も年下の子に何執着してるのよと思わずにいられませんね…

自分で断ったのに、都合が良すぎです!

そして、色々お金がかかることに頭を悩ませるカシア。
前世のように無理はせず、パパを頼るようです。
そしてその手紙を見てしまったジェスター…すごいショックでしょう。笑

次回が楽しみです。

お読みいただきありがとうございます…!!!

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